仕組みは単純です。2台で、ひとつの固定 IP アドレスを共有します。ただし、実際に保持するのは一方のみです。保持している側が現用系です。一方、保持していない側が待機系となります。現用系に障害が発生すると、待機系が同じ固定 IP を引き継ぎます。つまり、ご利用者からは常に同じ1台のシステムに見えます。これが本機能の目的です。
引き継ぐのは、固定 IP の保持と NAS 共有領域の取り扱いのみです。それ以外の情報は引き継ぎません。アプリケーションや設定は、両機に同じものを配置する前提としております。
NAS は両機からマウントいたします。ただし、共有領域への書き込みは現用系のみです。一方、読み出しは両機から可能です。
今回の強化で、指定した YouTube チャンネルが現在ライブ配信中の番組を、家庭内の Chromecast / Google Nest デバイスへ自動でキャストできるようになりました。従来はこの機能を使うために、SSH でコマンドを使って設定ファイルを直接編集する必要がありました。しかし、hsBox 1.4 以降は Web 管理画面(スマートフォン設定画面)から API KEY を登録できます。したがって、専門知識がなくても設定が完了します。
事前に必要なもの
この機能を使うには、Google が無料で提供する「YouTube Data API キー」が1つ必要です。このキーは Google アカウントごとに取得するもので、hsBox 側では発行できません。そのため、お手数ですがユーザーご自身で取得していただく必要があります。
API キーの取得(大まかな流れ)
おおまかな流れは次のとおりです。
Google アカウントでログインした状態で Google Cloud Console(console.cloud.google.com)にアクセスします。
新しい「プロジェクト」を作成します(名前は任意。例:hsbox-youtube)。
「APIとサービス」→「ライブラリ」で「YouTube Data API v3」を有効化します。
「APIとサービス」→「認証情報」→「認証情報を作成」→「APIキー」を選択します。
表示された英数字の文字列(AIza… のような API キー)をコピーします。
セキュリティのため、取得後に「キーの制限」で利用を「YouTube Data API v3」のみに限定することをおすすめします。なお、Google Cloud Console の画面は変更されることがあります。もし手順が変わっていた場合は、「YouTube Data API v3 APIキー 取得」などで検索してください。そうすれば、最新の手順を確認できます。
hsBox への設定
hsBox のスマートフォン用設定画面を開きます。
「SP 設定」の画面内、「YouTube API KEY」の入力欄に、取得した API キーを貼り付けます。
「設定保存」ボタンを押します。
「現在: 設定済み(末尾: ****)」と表示されれば登録完了です。
入力した API キーは保護のため、画面には全体を表示しません。かわりに、登録済みかどうかと末尾4文字のみを表示します。変更したいときだけ、新しいキーを入力してください。なお、空欄のまま保存すると、以前のキーがそのまま保持されます。
構想を“見て触れる形”で示すためのリファレンスとして、謎解きデモ「Insite 謎解きデモ(仮称)」が制作されています。5ステップ(5シーン)程度。最初に流れる動画で遊び方を説明し、謎を解いて声で答える。手がかりやフィードバックが1台の画面に閉じず、部屋の TV やスピーカーなど複数のデバイスに分かれて出てくるため、声をかけると“部屋そのものが応答する”ような体感が出ます。