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お知らせ システム リリース 機能使用方法 製品

【製品】hsBox 1.04.01.00 リリースのお知らせ ― フェイルオーバークラスタとログ出力先の選択に対応

hsBox 1.04.01.00 をリリースいたしました。略称は hsBox 1.4.1 です。hsBox は、スマートホームのサービスを動かす基盤です。本バージョンでは、機能の数よりも「長く動き続けること」を優先いたしました。注力したのは次の2点です。障害時に止まりにくいこと。そして、本体を消耗させないことです。なお、通知向けの楽曲「メール2026」の再生ボタンもあわせて追加しております。

紹介動画「hsBox 1.4.1 — Reliability Update」

hsBox 1.04.01.00 の主な変更点

本バージョンの主な変更点は、次のとおりです。

  • 2台で固定 IP を引き継ぐフェイルオーバークラスタに対応(ライセンス版)
  • ログ出力先の選択に対応し、USB メモリ(Flash)への書き込みを抑制
  • 固定 IP の設定を改善(保存後すぐに反映・アドレスの重複を防止)
  • NAS の設定画面を新設し、電源を切る際の切り離しを安全に
  • サンプル設定に、楽曲「メール2026」の再生ボタンを追加

hsBox 1.04.01.00 の位置づけ

今回のバージョンは、信頼性の強化に集中いたしました。hsBox は、長期間の連続動作が求められる機器です。導入初日に使える機能の多さも重要です。しかし、実運用ではそれ以上に重要な点があります。3年後も問題なく稼働しているかどうかです。そのため、この点への施策を優先いたしました。

柱は2つです。まず、本体の消耗を抑える仕組みです。次に、障害発生時に処理を引き継ぐ仕組みです。さらに、固定 IP と NAS の扱いも改善いたしました。以下、順にご説明いたします。

USB メモリ(Flash)への書き込みを抑える方針

hsBox は USB メモリから起動いたします。安価であり、差し替えによる復旧も容易です。ただし、USB メモリの Flash には書き換え回数の上限があります。そのため、頻繁な書き込みは寿命を縮めます。

そこで、hsBox 1.04.01.00 以降のルールを定めました。頻繁に変化する情報は Flash に書き込みません。逐次変化する状態は、メモリ上に保持いたします。

消耗する部品を、無駄に消耗させない。長期運用に必要なのは、新機能だけではありません。したがって、こうした設計上の取り決めを重視しております。

ログ出力先の選択に対応しました

また、同じ考え方をログにも適用いたしました。設定画面の「ログ出力」から、次の3つを選択できます。

  • 保存しない(既定値)― どこにも出力いたしません。なお、初期状態はこの設定です。
  • NAS へ出力― NAS に書き出します。ただし、NAS が接続されていない場合は破棄いたします。
  • 本体へ出力― 調査時のみ使用いたします。当該機の USB メモリに書き込みます。なお、書き込む量には上限を設けております。

重要なのは、前者2つの設定です。いかなるログも Flash に書き込みません。例外はございません。既定値を「保存しない」としたのには理由があります。設定変更を行わないまま運用される機器もあるためです。つまり、気づかれぬうちの消耗を防ぎます。

調査時の切り替えについて

調査時の切り替えも、設定画面から実施できます。SSH によるログインは必要ありません。一時的に有効化し、完了後に戻す。したがって、この作業が現場で完結いたします。

NAS へ出力する対象は、Web サーバ、クラスタ制御、hsBox 自身の動作記録です。なお、2台構成の場合は、機器ごとに分けて保存いたします。また、NAS の接続方式は CIFS のみ対応となります。

2台で固定 IP を引き継ぐフェイルオーバークラスタ

次に、フェイルオーバークラスタ機能です。hsBox 2台を同じネットワークに並べてご利用いただきます。なお、3台以上の構成には対応いたしません。

仕組みは単純です。2台で、ひとつの固定 IP アドレスを共有します。ただし、実際に保持するのは一方のみです。保持している側が現用系です。一方、保持していない側が待機系となります。現用系に障害が発生すると、待機系が同じ固定 IP を引き継ぎます。つまり、ご利用者からは常に同じ1台のシステムに見えます。これが本機能の目的です。

引き継ぐのは、固定 IP の保持と NAS 共有領域の取り扱いのみです。それ以外の情報は引き継ぎません。アプリケーションや設定は、両機に同じものを配置する前提としております。

NAS は両機からマウントいたします。ただし、共有領域への書き込みは現用系のみです。一方、読み出しは両機から可能です。

設定画面について

設定は、Web の設定画面「フェイルオーバークラスタ設定」から行います。画面では、次の操作と確認ができます。

  • 連携キーの設定と、キーが正しく入っているかを確かめる「指紋」の表示
  • 相手機との〔疎通確認〕
  • 手動での切り替え(固定 IP を手放す/取る)

連携キーは、引き渡しの際に相手機が正規の機器かを確かめるためのものです。2台にはそれぞれ異なる連携キーを設定し、互いに相手のキーを登録してください。なお、クラスタ設定の反映には、電源の入れ直しが必要です。

切り替え判定の考え方

フェイルオーバーで問題となるのは、切り替わりすぎることです。ネットワークが一時的に不安定になる場合があります。その結果、両機が現用系として振る舞う恐れがあります。この状態は、障害よりも回復が困難です。そこで、次の考え方を採用いたしました。

  1. 待機系は、現用系の応答を定期的に確認いたします。ただし、応答が一度途絶えただけでは切り替えません。再確認を重ね、異常と確定した場合に固定 IP を引き継ぎます。
  2. 一方、現用系も自機の異常を検知いたします。その場合、まず自動での復旧を試行いたします。復旧すれば、切り替えは行いません。
  3. 自動での復旧に失敗した場合のみ、待機系へ引き渡しを申し出ます。そして、受領の応答があった場合にのみ固定 IP を手放します。

なお、切り替えの実行中はサービスが停止いたします。停止時間は数分程度です。また、異常に気づくまでの時間は、監視の設定によって異なります。本機能の目的は、無人での復旧です。したがって、サービスの無停止を保証するものではありません。

切り替えが発生しない場合

切り替えが発生しない場合もございます。まず、待機系が停止している場合です。また、2台が同じネットワーク(同一サブネット)にない構成は対象外です。加えて、クラスタ構成を取っていない場合も切り替わりません。なお、1台でのご利用は、従来どおり単独構成として動作いたします。

固定 IP の設定を改善しました

あわせて、固定 IP の設定も見直しました。主な改善点は次の3つです。

  • 保存するとその場で反映されます。電源の入れ直しは不要です。
  • 他の機器が使用中の IP は設定いたしません。アドレスの重複を防ぐためです。
  • 設定できなかった場合は、その理由を画面に表示いたします。

なお、重複の確認は設定前と設定後の両方で行います。ただし、応答を返さない機器との重複は、設定後に判明する場合がございます。

NAS の設定と安全な停止

また、NAS の扱いも見直しました。設定画面に「NAS マウント設定」を設けております。

  • 電源を切る際は、NAS を順序立てて切り離します。
  • NAS が応答しない場合でも、画面が長時間固まることはございません(ケーブルが抜けた場合など)。
  • NAS が切断されている間は、USB メモリへ誤って書き込まないよう保護いたします。

そのほかの改善

  • 設定入力の検査を強化いたしました。連携キーなどは、決められた文字のみを受け付けます。また、管理者権限が必要な操作は、決められた窓口のみを通します。
  • USB メモリのドライブアイコンを一新いたしました。あわせて、長寿命の象徴である亀の甲羅をかたどったマークを採用しております。甲羅の六角形の中に、hsBox の箱を収めた意匠です。

サンプル設定への再生ボタンの追加

また、本バージョンから、楽曲「メール2026」をメニューから呼び出せるようになりました。サンプル設定には、再生ボタンを追加しております。なお、メールの確認を促す通知としての利用を想定しております。

まずは再生して、楽曲を確かめていただけます。また、必要に応じて差し替えることも可能です。

ご利用条件と提供形態

本バージョンのクラスタ機能には、次の条件がございます。

  • ライセンス版のみでご利用いただけます。ライセンスなしでご利用の場合、クラスタの設定欄は表示されません。したがって、単独構成として動作いたします。
  • 2台固定です。2台は同じ構成とし、版も 1.04.01.00 にそろえてください。
  • 接続先は、2台とも同じネットワーク(同一サブネット)です。また、共有する固定 IP とは別に、各機に管理用のアドレスが必要です。
  • NAS のマウント先は、ライセンスなしの場合は1箇所です。なお、複数の登録はライセンス版のみとなります。

提供形態のご案内

  • 2026年内― クラスタ機能は実験的な位置づけです。そのため、hoscm が構築を担当する形態でのご提供に限らせていただきます。なお、機器の入れ替え手順やローリング更新の整備も本期間中に進めます。
  • 2027年以降― 正式サポートへ移行する予定です。ただし、条件および範囲は別途ご案内いたします。

2台の組み立てから動作確認までの流れは、「フェイルオーバークラスタ 超入門マニュアル」(PDF)にまとめております。導入をご検討の際に、ご参照ください。

hsBox 1.04.01.00 の入手方法と 1.4.0 からの更新

hsBox 1.04.01.00 は、hoscm サポートサイト(HSS)から入手いただけます。また、価格とライセンスの種類は、ライセンス・購入方法をご覧ください。使用許諾の条件は、hsbox ソフトウェア使用許諾契約書(PDF)に記載しております。

なお、hsBox 1.4.0 からの更新には、USB メモリへのイメージの書き直しが必要です。書き込みには、32GB・USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)以降の、新品の USB メモリをご使用ください。

freeBox について

freeBox は、hsBox の上で動作する OSS のソフトウェアです。開発は freeBox OSS プロジェクトが進めており、hoscm はその活動を支援しております。なお、現行の freeBox 1.0 系は、hsBox 1.04.01.00 でもそのままご利用いただけます。


hsBox 1.04.01.00 の公開日は 2026年9月30日(水)です。2台構成をご検討のお客様は、ご相談ください。NAS へのログ出力のご検討も同様です。お問い合わせはコラボレーション・お問い合わせフォームより受け付けております。

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お知らせ コンテンツ リリース

【MV】「メール2026」公開のお知らせ ― メール確認を促す通知用楽曲

楽曲「メール2026」のミュージックビデオを公開いたしました。収録時間は約4分20秒です。前後のロゴ部分を含みます。舞台は窓辺の一室のみです。そこに届いた一通のメールだけで構成いたしました。なお、メールの確認を促す通知への利用を想定しております。

ミュージックビデオ

通知向け楽曲「メール2026」について

当社ではこれまでも、通知向けの楽曲を制作してまいりました。たとえば、2025年に公開した「System Alert」がそのひとつです。「メール2026」も、これと同じ位置づけの作品です。

ただし、作品としての連続性はございません。世界観も登場人物も共有しておりません。つまり、独立した一作です。共通するのは一点のみです。それは「何かをお知らせするために再生される楽曲」であることです。

また、タイトルには「2026」を含めております。これは年版としての位置づけによるものです。通知音は、長期にわたり繰り返し再生されます。そのため、更新を前提とした名称といたしました。

「メール2026」の構成

映像は20のシーンで構成しております。舞台は一室のみです。登場するのは、大きな窓とリネンのカーテンです。加えて、木製の机、陶器のマグ、一輪の蕾を挿したガラスの花瓶です。要素はこれだけです。

まず、冒頭のカットで窓は閉ざされています。画面は冷たい灰と青で構成されています。そこに一通のメールが届きます。その後、室内の色調は徐々に金色へと移行します。そして最終カットで窓は開きます。花瓶の蕾も開花しています。なお、劇的な出来事は一切起こりません。変化するのは、同じ室内の色調のみです。

冒頭の歌詞は次のとおりです。

窓辺の光の中 そっと響く小さな音

本作は、遠方の相手から届いたメールを主題としております。返信を書く場面までは描いております。ただし、再会の場面は含めておりません。まだ会っていない朝で終えております。

また、字幕・歌詞テロップ・ロゴはいずれも使用しておりません。画面上に文字を置くと、解釈が固定されます。それを避けるための判断です。

想定している利用方法

「メール2026」は、メールの確認を促す通知として制作いたしました。ただし、具体的な運用方法はご利用者にお任せいたします。

たとえば、決まった時刻に確認を促す運用が考えられます。着信のたびに再生するのではありません。朝夕に一度ずつといった形になります。特に、確認漏れや対応漏れが業務上の問題となる現場を想定しております。

着信通知であれば、短く主張の少ない音が適しています。一方、確認を促す通知は性質が異なります。毎日、決まった時刻に、同じ楽曲が再生されます。そのため、意識を強く引く音は適しません。室内の空気をわずかに変える程度が適当です。したがって、バラードを選択いたしました。

hsBox からの呼び出しについて

楽曲は YouTube に公開しております。また、hsBox 1.04.01.00(略称 hsBox 1.4.1)でも対応いたします。同バージョンは 2026年9月30日(水)公開予定です。メニューから本楽曲を呼び出せるようにいたします。加えて、サンプル設定に再生ボタンをご用意する予定です。

通知の設定は、初期状態から作成すると負担が大きくなります。そこで、まず再生して確かめられるようにいたしました。必要に応じて差し替えていただけます。つまり、サンプルとしての位置づけも兼ねております。

制作環境について

制作の詳細については、公開できる範囲が限られております。2026年8月、ホスシーエムにて映像を生成する環境を整備いたしました。「メール2026」は、この環境で制作した最初のまとまった作品です。なお、楽曲そのものは前年に制作したものです。

最も時間を要したのは、人物の一貫性でした。20のシーンを通して、同一人物が同一の一日を過ごしているように見せる。そのため、別人に見えるカットは採用しておりません。その都度、作り直しております。

出演者を募集しております

通知向けのコンテンツは、今後も継続して制作してまいります。ただし、可能な限り実写での制作を志向しております。生成映像にも一定の水準はございます。しかし、実在の人物と実際の光で撮影した映像には及びません。まだ届かない部分があると考えております。

そこで、映像にご出演いただける方を募集しております。演技経験は問いません。特別な演技をお願いするものではありません。たとえば、室内で過ごす、窓を開ける、外を見るといった動作です。そうした日常動作の撮影が中心となります。

ご関心をお持ちの方は、下記よりご連絡ください。


約4分20秒の作品です。まずは、室内の色調が変化する様子をご覧ください。そして、ご視聴後にご自身のメールをご確認いただけましたら幸いです。つまり、それが「メール2026」の目的です。

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お知らせ リリース 謎

AI謎解きプロジェクト 人間とAIはどちらが謎を解けるのか?【第2問公開】

とです。つまり、第2問の作問者はChatGPTです。

そのため今回の「AI謎解き」は、「AIが作った謎を、人間とAIのどちらが先に解けるのか」という一段ひねった対決になります。さあ、あなたはAIの出した問いを見破れるでしょうか。

まずは第2問の入り口をご覧ください。
「AI謎解き」プロジェクト 第2問(コラボレーションサイト mic.or.jp)


「AI謎解き」第2問はChatGPTが作りました

今回の問題は、ChatGPTに作ってもらいました。もちろん、公開前に人間が解けることは確認しています。しかし、問題の骨格・仕掛け・言い回しは、AIが組み立てたものです。

ここに「AI謎解き」ならではの面白さがあります。なぜなら、AIが作った問題は「AIにとって解きやすい」とは限らないからです。むしろ、出題者のAIと解答者のAIは別物であり、同じ思考回路を共有しているわけではありません。

したがって、次のような点が見どころになります。

  • AIが作った謎は、人間にとって自然に感じられるか
  • AIが仕込んだミスリードに、AI自身は引っかかるのか
  • 人間の直感は、AIの設計した論理を飛び越えられるのか

もちろん、答えは実際に挑戦してみないと分かりません。だからこそ、まずはご自身で読んでみてください。


人間に与えられた猶予は「1日」

そして今回から、新しいルールを1つ加えます。それが「人間先行の1日」です。

  1. 2026年8月19日 8:00 ― 第2問を公開。ここから24時間は人間だけの時間です。
  2. 2026年8月20日 8:00 ― AI参戦を解禁。ここからは人間とAIがスピードを競います。

つまり、人間には1日のアドバンテージがあります。しかし、その猶予が過ぎれば、AIが猛烈な速度で追いかけてきます。したがって、人間だけで解き切りたい方は、8月19日のうちが勝負です。

なぜ、こうしたルールを設けたのでしょうか。理由は単純で、AIと人間が同時に走ると、人間側の「じっくり考える楽しさ」が失われてしまうからです。そのため、まず人間が自力で向き合う時間を確保したうえで、そのあとにAIを走らせ、両者のタイムを比べます。

さあ、人間とAI、どちらが早く解けるのでしょうか。


「AI謎解き」への参加方法と4つのカテゴリ

参加方法は、第1問と同じくとても簡単です。

  1. まず、第2問のページを開く
  2. 次に、問題を読む
  3. そして、推理する
  4. 最後に、答えが分かったらゴールページでパスワードを入力する

また「AI謎解き」では、参加を次の4つのカテゴリに分けて記録しています。

  • ① 人間のみ:AIを一切使わず挑戦する、比較の基準となるカテゴリ
  • ② 人間+AI:人間が主体となり、AIを補助ツールとして使う
  • ③ AI+人間:AIが主体となって考え、人間は最低限の操作だけを担う
  • ④ AIのみ:スタート地点だけを渡し、あとはAIに任せきる最大の挑戦

なお、8月19日 8:00〜8月20日 8:00 の猶予時間中は、① 人間のみでの挑戦をお願いしています。そして8月20日 8:00以降は、②〜④のどのカテゴリでも自由に参加できます。

ちなみに、使用するAIに制限はありません。たとえば ChatGPT、Claude、Gemini、あるいはローカルLLMなど、お好きなAIと一緒に挑戦してください。作問したChatGPTに解かせてみる、というのも一興です。


「AI謎解き」プロジェクトとは

「AI謎解き」プロジェクトは、単発の謎解きイベントではありません。つまり、人間とAIがまったく同じ条件で同じ問題に挑み、その思考過程を記録・比較していく長期の実験企画です。

そのため、扱う問題は基本的に文章だけで構成しています。したがって、画像の細かな観察力や手作業の器用さではなく、「読む・考える・解く」という純粋な知的能力だけが問われます。

まだ第1問に挑戦していない方は、そちらから始めるのもおすすめです。詳しくは AI謎解きプロジェクト第1問を公開|人間とAIはどちらが謎を解けるのか をご覧ください。また、企画の趣旨は事前アナウンス記事(2026年7月30日公開)で説明しています。


背景にある「部屋がゲームになる」という構想

ちなみに、この取り組みの背景には、音声とスマートデバイスで「部屋まるごとがゲームになる」という構想があります。これは freeBox OSSプロジェクトチームが進めるfreeBox ゲームプラットフォーム化構想であり、hoscm はその取り組みを全面的に支援しています。早押し・謎解き・クイズは、その中核にあるテーマです。

また、謎解きゲーム「Insite」のために書き下ろした楽曲のMV「Mythty raven/謎解きクロー」も公開済みです。したがって、世界観から先に触れてみたい方は、そちらもあわせてご覧ください。


さあ、「AI謎解き」はどちらが早く解けるのか

AIが作った謎を、人間は1日で解けるでしょうか。そして翌日、AIはそれをどれだけの速さで追い抜くのでしょうか。

しかし、その答えは机上の議論では見えてきません。だからこそ、実際に挑戦してみることが一番の近道です。

ぜひ「AI謎解き」第2問に挑戦し、人間とAI、それぞれの思考の違いを体験してみてください。そして、ゴールできた際には、その証としてコメントを残していただけると嬉しいです。

それでは、皆さんの挑戦をお待ちしています。

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お知らせ

AI謎解きプロジェクト第1問を公開|人間とAIはどちらが謎を解けるのか

I謎解きプロジェクトの第1問を、2026年8月12日に公開しました。まずお伝えしたいのは、これが単なる謎解きイベントではないということです。つまり、人間とAIがまったく同じ条件で同じ問題に挑み、その思考過程を記録・比較していく長期の実験企画です。

まずは第1問の入り口をご覧ください。
AI謎解きプロジェクト 第1問(コラボレーションサイト mic.or.jp)


AI謎解きとは ― AIは本当に「考えて」いるのか

近年、生成AIは驚くほどの速度で進化しています。実際、文章作成やプログラミング、画像生成など、多くの分野ですでに高い能力を発揮しています。

しかし、「謎解き」や「推理」といった分野では、まだ人間ならではの思考力が求められる場面も少なくありません。なぜなら、知識を検索できることと、自ら考え抜くことは同じではないからです。

そこで、この疑問に正面から挑むために 「AI謎解きプロジェクト」 を開始しました。詳しい趣旨については、コラボレーションサイトの事前アナウンス記事(2026年7月30日公開)で説明されています。


AI謎解きプロジェクトが目指すもの

そもそも、AIはどこまで自力で考えられるのでしょうか。具体的には、次のような点を検証していきます。

  • 与えられた情報だけで真実にたどり着けるのか
  • 思い込みに惑わされず、仮説を自分で修正できるのか
  • 人間より早く答えを導けるのか
  • 人間だからこそ気付ける視点は存在するのか

そのため、扱う問題は基本的に文章だけで構成しています。つまり、画像の細かな観察力や手作業の器用さではなく、「読む・考える・解く」という純粋な知的能力だけを測る設計です。

また、正解・不正解だけでなく、どのような思考過程をたどったのかにも注目していきます。したがって、答えにたどり着けなかった挑戦も、このプロジェクトにとっては貴重な記録になります。


練習問題から本番へ ― 先行の謎はアイキャッチの中に

実は、本プロジェクトの準備編にあたる謎を、すでに一つ公開しています。ちなみに、その謎は当サイトの記事「YouTubeキャストで指定した動画をテレビに再生する ― hsBox の動画ID指定」(2026年8月5日公開)のアイキャッチ画像と、X の投稿画像に仕込まれています。

もちろん、こちらの先行問題も現在挑戦できます。まだ解いていない方は、ぜひ先に挑戦してみてください。

そして今回からは、コラボレーションサイト(mic.or.jp)にて、本格的な「AI謎解きプロジェクト」としての公開を開始します。


AI謎解き 第1問を公開しました

本日、第1問を公開しました。まず、公開形式はWebページですので、PC・スマートフォンのどちらからでも挑戦できます。

また、問題を解くために特別な知識は必要ありません。むしろ、与えられた情報を読み取り、考え、推理することだけで答えへたどり着けるよう設計しています。

もちろん、AIに解かせても、人間だけで挑戦しても構いません。だからこそ、それぞれの違いを体験していただきたいのです。


参加方法と4つのカテゴリ

参加方法は、とても簡単です。

  1. まず、第1問のページを開く
  2. 次に、問題を読む
  3. そして、推理する
  4. 最後に、答えが分かったらゴールページでパスワードを入力する

さらに、本プロジェクトでは参加を次の4つのカテゴリに分けて記録します。

  • ① 人間のみ:AIを一切使わず挑戦する、比較の基準となるカテゴリ
  • ② 人間+AI:人間が主体となり、AIを補助ツールとして使う
  • ③ AI+人間:AIが主体となって考え、人間は最低限の操作だけを担う
  • ④ AIのみ:スタート地点だけを渡し、あとはAIに任せきる最大の挑戦

なお、使用するAIに制限はありません。たとえば ChatGPT、Claude、Gemini、あるいはローカルLLMなど、お好きなAIと一緒に挑戦してください。


今後のAI謎解き問題について

もちろん、AI謎解きプロジェクトは第1問だけで終わりません。まず第2問を2026年8月19日に公開する予定であり、その後も継続して出題していきます。

さらに、今後は次のようなタイプの問題を用意していく予定です。

  • AIが得意な問題
  • 人間が得意な問題
  • AIでも苦戦する問題
  • 発想力や仮説修正能力が試される問題

ところで、AIは毎月のように新しいモデルが登場します。そのため、今日解けなかった問題が半年後には数分で解かれてしまうかもしれません。つまり、AIの進化によって結果がどう変わるのかも、このプロジェクトの大きな楽しみの一つです。


背景にある「部屋がゲームになる」という構想

ちなみに、この謎解きへの取り組みは単発の企画ではありません。実際、私たちは音声とスマートデバイスで「部屋まるごとがゲームになる」freeBox ゲームプラットフォーム化構想を進めており、早押し・謎解き・クイズはその中核にあります。

また、謎解きゲーム「Insite」のために書き下ろした楽曲のMV「Mythty raven/謎解きクロー」も公開済みです。したがって、世界観から先に触れてみたい方は、そちらもあわせてご覧ください。


あなたもAI謎解きに挑戦してみませんか?

AIは本当に人間のように考えられるのでしょうか。しかし、その答えは机上の議論では見えてきません。だからこそ、実際に挑戦してみることが一番の近道です。

ぜひ第1問に挑戦し、人間とAI、それぞれの思考の違いを体験してみてください。そして、ゴールできた際には、その証としてコメントを残していただけると嬉しいです。

それでは、皆さんの挑戦をお待ちしています。

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お知らせ コンテンツ システム 機能使用方法 謎

YouTubeキャストで指定した動画をテレビに再生する ― hsBox の動画ID指定

YouTubeキャストでテレビに動画を出すとき、普通はリモコンでアプリを開いて、検索して、目的の 1 本を探します。でも、出したい動画が最初から決まっているなら、探す必要はありません。

hsBox は、動画ID を指定した YouTubeキャストで「この 1 本」をテレビやスマートディスプレイに直接再生させることができます。限定公開の動画も同じように扱えます。地味に見えて、実は hsBox でもっとも応用の幅が広い部分です。今回はこの仕組みを、YouTube 側の基礎から順にときほぐしていきます。

YouTubeキャストの土台 ― 動画ID は 11 桁で 1 本を名指す

まずは YouTube 側の話から。動画の URL は、こんな形をしています。

https://www.youtube.com/watch?v=XXXXXXXXXXX
短縮形: https://youtu.be/XXXXXXXXXXX

長いほうにも短いほうにも共通して出てくる、あの 11 桁。これが動画ID(Video ID)です。アルファベット大文字・小文字・数字に、ハイフンとアンダースコアを加えた 64 種類の文字からなります。

重要なのは、この 11 桁だけが動画の実体を指しているということです。前についている youtu.be/ や www.youtube.com/watch?v= は、その 11 桁を渡すための入れ物にすぎません。逆に言えば、11 桁さえ分かっていれば、世界中のどの動画でも正確に 1 本だけを名指しできます。

「限定公開」と「非公開」は別物

ここを混同すると設定を間違えるので、整理しておきます。

  • 公開:検索にも出る。誰でも見られる。
  • 限定公開(unlisted):検索には出ないが、URL(つまり 11 桁)を知っていれば見られる。
  • 非公開(private):指定したアカウントしか見られない。URL を知っていても見られない。

つまり、限定公開の動画は「11 桁を知っている側」にとっては公開動画と同じように扱えます。身内だけに見せたい手順動画や、店舗で流すだけの案内映像を、検索に出さずにテレビへ出す。この使い方ができるのはこの性質のおかげです。一方で非公開動画は、ID を指定してもキャスト先では再生できません。

「探して再生」と「送り込んで再生」の違い

普段の視聴は、人がテレビの前に座って、リモコンで探して、再生します。人が取りにいくので、これをプル型と呼びます。

hsBox がやっているのは逆です。「どの動画を」「どの機器に」出すかをあらかじめ指定しておき、きっかけが来た瞬間に機器へ送り込みます。こちらはプッシュ型です。

この違いは小さいようで、できることが大きく変わります。プル型では「人がその場にいて、操作する」ことが前提ですが、プッシュ型なら人がいなくても、手を使えなくても、条件が揃っただけで映像を出せます。

YouTubeキャストで決めるのは 3 つだけ

hsBox 側で用意するのは、実質次の 3 つです。

  1. 呼び出す名前(メニュー名)― 音声やメニューから指定するときの呼称
  2. 出したい動画 ― 動画ID(11 桁)。ライブ配信の場合はハンドルID(後述)
  3. キャスト先 ― どの機器に出すか

キャスト先として現在対応している主な機器は次のとおりです。

  • Chromecast
  • Android TV
  • Google TV
  • Google Nest Hub

Android TV や Google TV には Chromecast built-in 機能があるため、hsBox から直接キャストできます。専用アプリを入れたり、テレビ側に何かを仕込んだりする必要はありません。

なぜライブ配信だけハンドルID 指定なのか

hsBox には、ライブ配信を @weathernews のようなハンドルID で指定する方法もあります。これにははっきりした理由があります。

ライブ配信は、配信のたびに動画ID が変わります。昨日の配信と今日の配信は別の 11 桁です。だからライブを動画ID で指定すると、毎回設定を書き換える羽目になります。そこでチャンネル単位で指定できるようにしたのがハンドルID 指定です。詳しくはhsBox で YouTube ライブをテレビにキャストする記事で解説しています。

ここから引き出せる結論は、「変わらない動画なら、動画ID 指定の YouTubeキャストが最適」です。アーカイブされた動画、自分たちで作った案内映像、限定公開の手順動画。これらは 11 桁が一度決まればずっと同じなので、一度設定すれば手を入れる必要がありません。

使いどころ ― 「決まった 1 本」を出したい場面

  • 家族向けの手順動画:「ゴミの出し方をテレビで」で、限定公開の説明映像を表示
  • 店舗・受付の案内映像:開店時刻に自動で同じ映像を出す
  • 通知・アナウンス映像:決まった短い映像を、条件に応じて即座に再生
  • 学習・トレーニング:時間になったら同じメニューをディスプレイに出す

ちなみに、hsBox 1.4 の起動時アナウンスやデバイス検出通知で流れる映像も、同じ仕組みの上に乗っています(hsBox 1.4 リリース | スマートホーム起動・デバイス検出通知がリニューアル)。「決まった映像を、決まった画面に、決まったタイミングで出す」というやり方は、製品の中でも実際に使われています。

YouTubeキャストの「きっかけ」になるもの

プッシュ型である以上、重要なのは「何が引き金を引くか」です。hsBox では主に 3 つあります。

  • 音声:HSA(hoscm Support Agent)に話しかけると、その場でキャストされます(声を「宛先」に届ける。HSA v0.11)
  • スケジュール:「21:00 にこの動画をテレビへ」のような時刻指定
  • 外部イベント(API):他システムからの通知を hsBox の API で受け取り、即座に再生

3 つめがとくに強力です。例えば強震モニター等からの地震発生イベントを受け取って、緊急地震速報のライブを即座にテレビへ出す、といった使い方ができます。人がリモコンを探している余裕がない場面こそ、プッシュ型の YouTubeキャストが生きます。

提供状況

YouTube ライブ配信チャンネルの再生機能強化は、hsBox 1.04.00.02 で一般向けにリリース済みです。あわせてスケジュールサービス連携と一括設定管理機能も強化されています。

hsBox の導入については、hsBox 2026 キャンペーン第二弾でご案内しています。設定方法もこちらにまとめてあります。

この先に考えていること

「指定した映像を、指定した画面に、きっかけで出す」。この単純な部品は、組み合わせ次第でかなり遠くまで行けます。私たちはこれを土台に、音声とマルチメディアで遊ぶゲームプラットフォームを構想しています(freeBox ゲームプラットフォーム化を取材)。

なお freeBox は、freeBox OSS プロジェクトチームによって開発・公開されているプラグインローダー/拡張フレームワークです。hoscm はこのプロジェクトを全面的に支援する立場から、その上で何ができるのかを実際に作って示しています。

一緒に作りませんか

この構想に一緒に取り組んでみたい方、デモに出てみたい方を探しています。


ところで、この記事のアイキャッチと、X の投稿画像に、謎が隠されています。 そうです、すでに謎は提示済みです。 ヒントは、このお知らせ記事です。さあ、謎を解いて、ゴールを目指そう。  ぜひゴールした証に、コメントを残していってください。では、ゴールでお待ちしています。


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システム 機能使用方法

HSA(hoscm Support Agent)v0.12 操作マニュアル

対象: クローズドテスト参加者(v0.11 からの更新の方・新しくインストールする方)
対象バージョン: HSA v0.12

クローズドテストについて
HSA は現在、Google Play のクローズドテストとして配布しています。参加方法はクローズドテストのご案内をご覧ください(テスター用 Google グループへの参加が必要です)。

1. HSA とは

HSA(hoscm Support Agent)は、hoscm が提供するシステム全体の利用をサポートするための Android アプリです。音声をはじめとするマルチメディアな操作インターフェイスとして、将来はシステム全体の入り口となることを目指しています。

現在のバージョンでは、その第一歩として、スマートホームや IoT 機器の音声操作を提供します。話した言葉をテキストに変えて、あらかじめ登録した送信先(hsBox や IFTTT などの WebAPI)へ送ります。言葉の解釈やそれに応じた機器の操作は送信先の側が行い、HSA は「声を届ける」役割に徹するシンプルなアプリです。

v0.12 の新機能

  • 複数リスト(モード)の切り替え: 送信先の束を最大10個まで作り、切り替えられます。
  • 発話テキストの自動トリム: 呼びかけ語の直後の余分な空白を除去します(v0.11 の既知の制限を解消)。
  • 動作モード(デバッグ/ノーマル): 送信結果の表示量を切り替えられます。
  • 使い勝手の改善: テンプレート選択への template_id 併記、secret 項目の初期値連動、送信内容の読み取り専用確認、送信先一覧の並び替え4択、送信先選択シートのスクロール対応。

2. インストール/v0.11 からの更新

新しくインストールする方

  1. テスター用 Google グループに参加します。
  2. ご案内ページの手順に沿って、Google Play から HSA をインストールします。

初回起動時は送信先が未登録の状態です。「4. はじめの設定」に進んでください。

v0.11 からの更新の方

Google Play 経由でアプリを更新すると、登録済みの送信先とリストはそのまま引き継がれます。更新後も、これまでどおり音声送信できます。

これまで使っていたリストは「起動時に有効」なリストとして扱われます。新しいリストを追加したい場合は「7. 送信先リスト(モード)の管理と切り替え」をご覧ください。

3. 画面の全体像

画面役割
メイン画面大きなボタンを押して話す、音声送信の画面。ボタン内に現在のリスト名を表示(v0.12)
設定トップ各設定画面への入口
送信先設定登録済みの送信先の一覧。追加・編集・削除・有効/無効の切り替え・並び替え
送信先編集1 つの送信先の内容を編集(テンプレート選択・項目入力・プレフィックス)
テンプレートのインポートテンプレートを URL または QR コードで取り込む
リスト管理(送信先リスト)リストの一覧。アクティブなリストの切り替え・追加・コピー・削除・「起動時に有効」の選択(v0.12)
リスト編集リストに載せる送信先の選択・並べ替え・リスト名の変更
このアプリについてバージョン情報・ライセンス表記・動作モードの切り替え(v0.12)

4. はじめの設定

新しい送信先を使えるようにするまでの流れは、大きく 4 ステップです。

  1. テンプレートを取り込む: 設定 → 「テンプレートのインポート」を開き、配布 URL の入力または QR コードの読み取りで取り込みます。
  2. 送信先を作る: テンプレートを選び、必要な項目(サーバーのアドレスなど)を入力します。呼びかけ語(プレフィックス)もここで設定します。
  3. リストに載せる: 送信の対象になるのは、アクティブなリストに載っている送信先だけです。リスト編集画面で追加してください。
  4. 送信テスト: メイン画面のボタンを押して話し、応答を確認します。

5. 送信先の作成・編集

  • テンプレートの見分け: テンプレート選択時に template_id を併記します。同じような名前のテンプレートがあっても見分けられます。
  • secret 項目(トークン等): 初期値のままの場合は内容が平文で表示され、「変更してください」という注意が表示されます。値を変更すると伏字に切り替わります。初期値のまま使わず、必ず変更してください。
  • 送信内容の確認: 保存されている URL などを、読み取り専用で確認できます。
  • 並び替え: 送信先一覧は 4 つの基準で並び替えられます。
  • コピー: 送信先を複製して、一部だけ変えたものを作れます。

6. 音声送信の使い方

基本

メイン画面の大きなボタンを押して話すと、認識されたテキストが送信先へ送られます。応答が「成功」なら OK です。

ボタンのなかには、現在アクティブなリスト名が「リスト: 通常」のように表示されます。ここは表示専用で、リストの切り替えは行いません。

呼びかけ語(プレフィックス)で送信先を使い分ける

  • 話し始めがいずれかの送信先の呼びかけ語と一致した場合: その送信先へ送られます。送られるテキストからは、呼びかけ語の部分が取り除かれます。
    例: 呼びかけ語「テレビ」の送信先がある状態で「テレビ 10チャンネルにして」と話す → 「10チャンネルにして」が送られます。
  • どの呼びかけ語とも一致しない場合: 既定の送信先(「★既定」の印が付いた送信先)へ、話した内容がそのまま送られます。
  • 既定の送信先がなく、呼びかけ語にも当てはまらない場合は、送信先なしのエラーになります。

発話テキストの自動トリム(v0.12)

v0.11 では、呼びかけ語の直後に空白が入った場合、送られるテキストの先頭にその空白が残る制限がありました。

v0.12 でこの制限は解消しました。半角スペースだけでなく、全角スペース・タブ、そして先頭に空白がついた認識結果にも対応しています。受信側がテキストを完全一致で判定する場合でも、そのままご利用いただけます。

7. 送信先リスト(モード)の管理と切り替え

v0.12 の中核となる機能です。リストは、送信先を用途ごとに束ねたものです。

リストを切り替える

切り替えは、リスト管理画面(送信先リストの一覧)で行います。一覧のなかからアクティブにしたいリストを選んでください。

リストを切り替えると、「呼びかけ語 → 送信先」のセットが丸ごと入れ替わります。送信時には、現在アクティブなリストのメンバーだけが対象になります。

起動時に有効なリスト

リスト管理画面には「起動時に有効」の選択があります。これは常に 1 つだけ選ばれている状態で、解除はできません。

ご注意: 手動で切り替えた状態は、アプリを終了するまでの一時的なものです。アプリを再起動すると、「起動時に有効」なリストへ戻ります。いつも使うリストは、ここに設定しておくと便利です。

リストの追加・リネーム・コピー・削除

  • 追加: 「+ リストを追加」を選び、名前をつけて保存します(作成直後はメンバーが空です)。保存せずに画面を離れた場合、空のリストは残りません。
  • リネーム: リスト編集画面で名前を変更できます。
  • コピー: 既存のリストを複製して「〇〇のコピー」を作れます。似た構成のリストを作るときに便利です。
  • 削除: 不要なリストを削除できます。ただし最後の 1 個は削除できません。
  • 上限: リストは最大10個まで作成できます。

なお、初期状態では「通常」リストが 1 個だけ用意されています。用途別のリスト(例: 「仕事」「集中」など)は、ご自身で作成してください。

リスト編集と警告

  • リスト編集画面では、登録済みの送信先をリストに載せたり、並べ替えたり、リストから外したりできます(外しても送信先そのものは削除されません)。
  • 「既存の送信先から選ぶ」シートはスクロールできます。送信先が多い場合でも、すべて選択できます(v0.11 で 8 件目以降が選べなかった問題は解消済み)。
  • 既定の送信先(★既定)は、リストの末尾に 1 つだけ置くことをおすすめします。複数置いた場合や末尾以外に置いた場合は警告が表示されます。
  • 同じ呼びかけ語の送信先を並べた場合、後ろ側の送信先には届きません。v0.12 ではこのときに到達不能の警告を表示するようになりました(v0.11 では無警告でした)。

8. 動作モード(デバッグ/ノーマル)

「このアプリについて」画面で、動作モードを切り替えられます。

  • ノーマル(通常): 送信結果を「成功: OK」のように 1 行へ切り詰めて表示します。普段はこちらをご利用ください。
  • デバッグ: 応答を従来どおり全文表示します。送信先の応答内容を確認したいときにご利用ください。

9. 制限事項・注意事項

v0.12 時点で既知の制限と、ご利用上の注意点をまとめます。

送信結果の音がない(既知の制限)

送信結果の成功音・エラー音は、現在未実装です。そのため、送信先から応答がない場合は、約 10 秒後に無音で「timeout」と表示されます。音での知らせがないため、エラーに気づきにくいことがあります。

送信後は、画面の表示をご確認ください。応答の返し方(結果音・通知など)は、v0.13 で検討予定です。

まれに白画面になる事象(調査中)

設定画面から音声入力画面へ戻る際、まれに画面が白くなる事象が確認されています(再現条件が不定で、未解決です)。発生した場合は、お手数ですがアプリを再起動してください。

原因調査のためのログ収集の仕組みを入れています。発生した場合は、状況をお知らせいただけると助かります。

リストを使ううえでの注意

  • 手動切替は保存されません: アプリを再起動すると「起動時に有効」なリストへ戻ります。
  • 別のリストの呼びかけ語は届きません: アクティブなリストに載っていない呼びかけ語で話すと、既定の送信先へ回るか、「送信先がありません」となります。意図しない宛先へ送られることを防ぐため、切替直後はボタン内のリスト名をご確認ください。
  • リスト名は見分けやすく: 同じような名前のリストが並ぶと、一覧やボタン内の表示で見分けにくくなります。用途がわかる名前をおすすめします。
  • 上限は 10 個: これ以上は追加できません。不要なリストは削除してご調整ください。

セキュリティ上の注意

テンプレートの secret 項目(トークン等)を初期値のまま使わないでください。初期値のままの場合は、注意を促す表示とともに内容が平文で表示されます。値を変更すると伏字になります。

また、信頼できない配布元のテンプレートは取り込まないでください。取り込む前に、送信先の URL をご確認ください。

10. 困ったとき

  • 送信がエラーになる: 送信先の機器(hsBox など)の電源・ネットワーク接続を確認してください。
  • 思った送信先に届かない: 現在アクティブなリストに、その送信先が載っているかを確認してください。メイン画面のボタン内に、現在のリスト名が表示されています。
  • 呼びかけ語が効かない: 同じ呼びかけ語の送信先が重複していないか、リスト編集画面の警告表示をご確認ください。
  • テンプレートの取り込みでエラーになる: 配布 URL が正しいか、ネットワークに接続できているかを確認してください。
  • マイクが使えない: 端末の設定で、HSA にマイクの権限が許可されているかを確認してください。
  • 応答の内容を調べたい: 「このアプリについて」画面で動作モードをデバッグに切り替えると、応答の全文が表示されます。

11. このアプリについて

  • バージョン: HSA v0.12
  • 動作環境: Android 8.0 以降のスマートフォン/タブレット(音声入力とインターネット接続に対応した端末)
  • バージョン情報とオープンソースライセンス表記は、「このアプリについて」画面でご確認いただけます

v0.12 で何が変わったのか、なぜ変わったのかについては〈HSA v0.12 リリースのお知らせ〉をご覧ください。

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お知らせ システム リリース 機能使用方法

HSA v0.12 リリース|声で「好きな言葉」を届ける。あの音声操作が、手元に戻ってくる

音声操作AIエージェント HSA の新バージョン、HSA v0.12 をお届けします。HSA(hoscm Support Agent)は、スマートホーム環境 hsBox を開発・提供する事業者 hoscm(ホスシーエム)が提供する Android アプリです。

今回の HSA v0.12 には、ひとつはっきりした主題があります。「声で、好きな言葉を、自分の仕組みへ届ける」を取り戻すことです。


かつてできていたことが、できなくなった

スマートホームを自分で組んできた方なら、覚えがあるかもしれません。かつては、音声アシスタントに話しかけるだけで、その言葉ごと自分のサーバーへ送ることができました。

しかし 2022年8月31日、IFTTT の Google Assistant サービスは Google 側の仕様変更に伴い、大きく変わりました。旧サービスのアプレットはアーカイブされ、作り直しが必要になっただけではありません。次のものが失われました。

  • 発話から数値やテキストを取り出してアクションへ渡す「変数」が使えなくなった
  • アシスタントからのカスタム応答が使えなくなった
  • 発話が「ネイ グーグル、activate 〇〇」のような、やや不自然な形になった

つまり、「話した言葉そのものを、自分の仕組みに渡す」という使い方が、事実上閉ざされたのです(出典:IFTTT 公式「Google Assistant changes」)。しかも Google アシスタント自体も Gemini への移行が進んでおり、ルーティンなど一部の機能は互換性の課題を抱えたままです。


HSA は、その使い方を取り戻す

HSA の仕事は、とても単純です。話した言葉をテキストに変え、あらかじめ登録した宛先へ、そのまま届ける。それだけです。言葉をどう解釈するかは、受け取った側が自由に決められます。

だから HSA では、先ほどの「変数」にあたるものが、最初から普通に使えます。呼び名(発話の先頭につける短い語)を決めておけば、呼び名を除いた残りの言葉が、そのまま宛先へ届きます。

「テレビ 10チャンネルにして」と話す → 宛先には「10チャンネルにして」が届く。
定型文を選ぶのではなく、話した言葉そのものが届きます。

そして HSA v0.12 では、この宛先を 「リスト(モード)」として束ね、丸ごと切り替えられるようになりました。これが今回の本命です。

もうひとつ、地味ですが大きな改善があります。呼び名の直後に残っていた余分な空白を、自動で取り除くようになりました。受け側がテキストを完全一致で判定する場合でも、そのまま使えます。


HSA なら、間に有償サービスを挿まない構成も取れる

ここまでを読んで、「それ、IFTTT の代わりになるのでは」と思われた方もいるかもしれません。

IFTTT は、無料プランで作れるアプレットの数に上限があります。そのため本格的に使うなら、有償プランが前提になります。しかし HSA → hsBox(もしくはご自身の WebAPI) という経路なら、声は直接手元の仕組みへ届きます。間にクラウドの自動化サービスを挿まない構成を取れるのです。

用途によっては、無料の範囲で完結する方も出てくるでしょう。もちろん、逆に IFTTT を送信先にすることもできます。対応するテンプレートがあれば、hsBox でも IFTTT でも手順は同じです。

ただし、公平に書いておきます。この構成は、声を受け取る側をご自身で用意する必要があります。そこを hsBox が担うのか、自作の仕組みが担うのかは、使う方の選択です。


HSA v0.12 でできるようになったこと

  • 送信先リスト(モード)の切り替え:最大10個まで作り、切り替えられます。切り替えると、「呼び名 → 宛先」のセットが丸ごと入れ替わります。
  • 用途別のモードは、使う人が作る:初期同梱は「通常」の1個だけです。どんな使い分けをするかは、ご自身で決められます。
  • 発話テキストの自動トリム:呼び名の後ろの余分な空白を除去します。全角スペースやタブにも対応しました。
  • 表示をすっきりと:通常は送信結果を短く表示し、調べたいときだけ詳細を出せます。

このほか、複数の不具合修正と使い勝手の改善を含んでいます。具体的な操作手順、および制限事項・注意事項は、HSA の操作マニュアルにまとめました。ご利用前に一度ご覧ください。

▶ HSA v0.12 操作マニュアル(制限事項・注意事項を含む)


HSA の同じボタンのまま、宛先の束だけが変わる

リスト切替が入ると、使い方の想像が広がります。

  • 通常:「エアコン 〇〇」「テレビ 〇〇」など、普段の家電操作
  • 仕事:作業記録やメモの送信先だけを集めた束
  • 集中:いまやっていることだけに絞った、少ない宛先の束

アプリを持ち替える必要も、設定を作り直す必要もありません。HSA の同じ音声ボタンのまま、宛先の束だけが入れ替わります。この「同じ入り口のまま、中身を切り替える」感覚は、使ってみると思った以上に軽やかです。


HSA がこの先に目指しているもの(構想)

ここからは、まだ形になっていない構想の話です。現時点で動くものではありませんが、目指している方向をお伝えします。

設定を「配れる」世界

いまの HSA でも、テンプレートを URL や QR コードから取り込めます。この仕組みを伸ばして、設定を作って配る側を使いやすくする構想があります。

もしこれが実現すれば、何がうれしいのでしょうか。使う人が URL を書かなくてよくなります。詳しい人が作った設定を、QR ひとつで受け取る。家族に渡す、コミュニティで共有する、といったことが軽くなります。

なお、この配信側を担う候補として検討されているのが freeBox です。freeBox は freeBox OSSプロジェクトチームの成果物であり、hoscm はこれを全面的に支援する立場です。詳しくは〈スマートホームを、自由に。freeBox 1.0.0 リリース〉をご覧ください。

HSA の声で、部屋そのものが遊び場になる

もうひとつの方向が、freeBox ゲームプラットフォーム化の構想です。声で答え、テレビやスマートデバイスが映像・音・光で返す。画面の中ではなく、部屋全体を使った体験です。

その接点となる「声をゲームの合図として受け取る」仕組みは、まだ構想段階です。ただし、その足回りにあたる部分は今回揃いました。普段の家電操作と、遊びの合図を、同じボタンで行き来できる── その器は、HSA v0.12 で実際に動くようになっています。

この取り組みにご関心のある方は、「ゲーム制作に参加したい」「デモ出演を希望する」のいずれかを添えて、コラボレーションフォームからご連絡ください。


HSA v0.12 の動作環境と提供状況

  • バージョン:HSA v0.12
  • 動作環境:Android 8.0 以降のスマートフォン/タブレット(v0.11 から変更なし)。音声入力とインターネット接続に対応した端末でご利用いただけます
  • 受け側(hsBox / freeBox など)に変更はありません
  • 提供形態:Google Play のクローズドテスト(Alpha)として提供します。参加方法はクローズドテストのご案内をご覧ください

まとめ:HSA が取り戻したもの

HSA v0.12 は、派手な新機能を並べたバージョンではありません。しかし、音声サービスの仕様変更で閉ざされてしまった「話した言葉を、自分の仕組みへ」という使い方を、HSA が手元に取り戻します。

そしてリスト切替によって、その宛先を用途ごとに束ねられるようになりました。どんな使い分けをするかは、使う人が決める── それが、このバージョンの考え方です。

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お知らせ リリース

【MV公開】Mythty raven/謎解きクロー — 謎解きゲーム「Insite」書き下ろし楽曲

謎解きゲーム「Insite」のために書き下ろされた楽曲「Mythty raven(邦題:謎解きクロー)」のミュージックビデオを公開しました。5分27秒、フルサイズ。島、滝、川——旅の風景だけで綴る、言葉のないMVです。

言葉を置かない、という選択

このMVには字幕がありません。歌詞テロップも、説明のナレーションもない。あるのは実写の風景と、楽曲だけです。

謎解きゲームの音楽なのだから、暗号めいた記号や、思わせぶりなカットを積み重ねる手もあったはずです。けれど今回はその逆を選びました。映っているのは、ただの島であり、ただの滝であり、ただの川です。何も説明されないまま、風景が流れていく。

謎解きというのは本来、目の前にあるものが「実は違うものだった」と気づく瞬間のことです。最初はただの風景に見えていたものが、聴き終えたあとで違って見える。そういう体験を、映像の側から仕込みたかった。だから、答えを先に言葉で置かないことにしました。

MVを観る

楽曲タイトルは「Mythty raven」。邦題を「謎解きクロー」としました。raven——大鴉は、古くから謎と不吉の象徴として語られてきた鳥です。賢く、どこか人を試すようなところがある。Insiteの世界に、これほど似合う使者はいないと思いました。

「Insite」とfreeBoxゲームプラットフォーム構想

「Insite」は、freeBoxのゲームプラットフォーム化構想における、サンプルとして計画している謎解きゲームです。

freeBoxは、freeBox OSSプロジェクトチームによって開発・公開されているプラグインローダー/拡張フレームワークです。hoscmはこのプロジェクトを全面的に支援する立場から、その上で何ができるのかを実際に作って示す試みを続けています。「Insite」は、freeBoxゲームプラットフォームプロジェクトとの共同開発として進めているものです。

スマートホームの箱が、遊び場になる。部屋そのものが謎解きの舞台になる。これはまだ構想の段階ですが、その構想に最初の輪郭を与えるものとして、まず音楽が生まれました。ゲームより先に、主題歌ができた——順序としては奇妙ですが、世界観というのは案外そうやって立ち上がるものです。

旅の風景と、Insiteの断片

MVの映像は、そのほとんどが実際に撮影された旅の風景です。作り込まれたCGでも、抽象的なモーショングラフィックでもありません。誰かが実際にそこへ行き、カメラを回した映像です。

その風景の流れのなかに、「Insite」の断片が差し挟まれます。まだ完成していないゲームの、まだ形になりきっていない世界の、その手ざわりだけが一瞬だけ顔を出す。何が起きているのかは、まだ誰にも分かりません。分からないまま、曲は進んでいきます。

つくる側で、参加しませんか

freeBoxゲームプラットフォームの構想は、まだ始まったばかりです。だからこそ、これから関わる人が、その形を決められる余地があります。

  • ゲーム制作に参加したい方——企画、シナリオ、実装、アート。関わり方は問いません。
  • デモ出演を希望する方——実際に遊び、その様子を記録し、世に問う役割です。

ご興味のある方は、コラボレーションのご案内からご連絡ください。


まずは、5分27秒。何も説明のないまま流れていく風景を、最後まで見届けてみてください。見終わったときに何が残るかは、たぶん人によって違います。それでいいのだと思っています。

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お知らせ システム リリース

声を「宛先」に届ける。HSA v0.11 が仕込んだ、部屋が遊び場になる日への第一歩

音声操作AIエージェント HSA v0.11 をお届けします。スマートホーム環境 hsBox を手がける hoscm の新バージョンです。

一見すると、これは「音声アプリのアップデート」です。しかし開発チームに話を聞くと、見え方が変わりました。この地味な一手は、もっと大きな構想への第一歩でした。すなわち 「部屋そのものが遊び場になる」freeBoxゲームプラットフォーム化 です。

そこで今回は、2つのチームに取材しました。HSA開発プロジェクトと、それとは別に動く freeBoxゲームプラットフォーム化プロジェクトです。両者が目指す先と、交わる一点を追います。

この構想の背景は、先の記事〈freeBox ゲームプラットフォーム化を取材〉でもお伝えしました。本記事は、そこに HSA v0.11 という具体的な一歩が加わった続編です。


HSA v0.11 で何が変わったのか

まず、HSA v0.11 という「モノ」を押さえます。構想の話は、そのあとにしましょう。開発チームは、重要な順に3つを挙げてくれました。

変更1:接続テンプレート化と3種同梱

これまでは、送信先のURLを1本ずつ手で打ち込む必要がありました。しかし HSA v0.11 では、その手間が消えます。あらかじめ形を定義した「テンプレート」の空欄を埋めるだけで、接続先を作れるからです。

さらに v0.11 では、代表的な3種類の基本テンプレートが初期状態で同梱されています。そのため、インストール直後から接続設定を始められます。もちろん、追加テンプレートも QRコードやURLから読み込めます。なお hsBox でも IFTTT でも、対応テンプレートがあれば同じ手順です。

変更2:接続先の複数登録

従来は、送信先がひとつだけでした。しかし v0.11 では、複数の接続先を登録できます。そして発話の先頭につけた短い「呼び名」で送り分けられます。たとえば「エアコン ○○」「テレビ ○○」のように、機能ごとに宛先を切り替えられるのです。

変更3:作り直しに強い内部構造

送信内容は、保存時に「スナップショット」として確定します。そのため、元のテンプレートを消しても、既存の接続はそのまま動きます。これは表から見えない変更です。しかし開発チームは、この先の拡張すべての前提になる土台の入れ替えだと位置づけています。

つまり HSA v0.11 は、派手な機能追加ではありません。むしろ「この先いろいろ載せられる土台を整える一歩」です。声を届ける仕組み自体は、最初からありました。そして v0.11 は、その届け先を増やし、設定のハードルを下げる段階なのです。


HSA v0.11 がなぜ「ゲーム」への布石になるのか

3つの変更のうち、開発チームが布石として挙げたのは、複数登録です。そして、その背後にある「モード」という2階層のデータ構造でした。

v0.11 の時点では、利用者が使うモードはひとつだけです。しかし内部には、もう一段の仕組みが用意されています。「通常モード」「ゲーム集中モード」のように、用途ごとに接続先セットを丸ごと切り替える器です。なお、切り替えUI自体は次バージョン v0.12 での実装を予定しています。

では、なぜこれが布石なのでしょうか。開発チームの説明が鮮やかでした。

普段は「エアコンつけて」と家電を操作している同じ音声ボタン。それがゲームを始めた瞬間、「A」「せーの」「もう一回」といった合図の入り口に変わる。アプリを持ち替える必要も、設定を作り直す必要もない。ひとつのモードを切り替えるだけで、日常操作とゲーム操作が同居する。

その受け皿が、v0.11 で仕込まれた2階層構造です。

音声とゲームが交わる点

では、音声エージェントとゲームは、どこで交わるのでしょうか。HSA は「声を、決まった宛先にテキストとして届ける」ことに徹した軽いクライアントです。だからこそ、届いたテキストをどう解釈するかは、受け取る側が自由に決められます。その交差点として構想されているのが、freeBox 側に置く「HSAヘルパープラグイン(仮称)」です。つまり、HSA から届いた声を、ゲームのイベントとして受け取りさばく役割を担います。ただし、これは v0.12 以降に向けた構想であり、いま動くものはありません。


HSA v0.11 開発チームが目指す世界

ここから、構想の話です。開発チームが最終的に実現したい世界を、一文で聞きました。

専門知識がなくても、声ひとつで、家じゅうの機器や仕組みを自分の思いどおりに動かせる世界。

むずかしい設定を覚える必要はありません。高齢の方や不慣れな方でも、安心して使えます。開発チームがいちばん大事にしているのは、この点です。

だからこそ、「今」土台を作る理由も一貫しています。テンプレートと複数接続という「拡張の器」は、この先の展開すべての前提になります。つまり hsBox 側の強化も、ゲーム化も、この器の上に乗ります。器を作らないまま個別機能を足すと、後で必ず作り直しになります。そのため、機能を増やす前に、今この土台を固めているのです。なお hsBox 本体の最新版については〈hsBox1.4 正式リリースのお知らせ〉もあわせてご覧ください。


もうひとつのチーム:freeBoxゲームプラットフォーム化プロジェクト

ここで、もう一方の当事者に登場してもらいます。freeBoxゲームプラットフォーム化プロジェクトです。

まず、立ち位置を正確に押さえます。土台となる freeBox は、hsBox 上でプラグインを管理・実行する仕組みです。そして、これは freeBox OSSプロジェクトチームの成果物です。なお hoscm は、これを全面的に支援する立場にあります。詳しくは〈freeBox 1.0.0 リリース〉をご覧ください。

では、ゲームプラットフォーム化プロジェクトとは何でしょうか。これは freeBox OSS の土台に乗る取り組みです。「ゲームという用途を、誰でも同じ作法で作れるようにする層」を重ねます。OSS本体を作り替えるものではありません。むしろ、その土台を”遊び”に向けて開き、サードパーティが参加しやすい独立した入口を用意します。

では、なぜ層を分けるのでしょうか。freeBox 本体は、用途を限定しない汎用の箱です。そこにゲーム向けの規約を直接混ぜると、本体が特定用途に引っ張られます。しかし標準化を切り離した層として持てば、話は変わります。本体の中立性を保ったまま、参入したい人が「ゲームだけを見て乗る」ことができます。つまり、本体を汚さずに、参加者向けの入口を独立させられるのです。

目指すのは「部屋そのものが遊び場になる」世界

このプロジェクトが実現したい世界も、一文で聞きました。

部屋そのものが遊び場になる。音声など多様な入力と、家じゅうのデバイス出力を組み合わせた体験。それを誰もが同じ作法でプラグインとして作り、持ち寄れる世界です。

既存のゲーム機やゲーム配信基盤は、基本的に「画面の中」で完結します。しかし、この構想は本質的に違います。入力と出力が、部屋のデバイスに開いているからです。音声で答え、テレビや各種スマートデバイスで映像・音・光が返ります。つまり、マルチ入力 × マルチ出力の体験です。

そしてOSSならではの価値は、決めごとが少なく、公開されていることです。ゲームの中身は Python で完全に自由です。標準化するのは、入出力の「形」と最小限のルールだけです。つまり「これさえ守れば、あとは自由」という、ごく薄い共通ルールです。だから、公開されたルールとお手本コードを真似れば、誰でも作れます。


2つのチームは、互いに何を期待しているのか

取材で印象的だったことがあります。2つのプロジェクトが、互いに期待を投げ合っていることでした。ここが、今回いちばんお伝えしたい構図です。

ただし、大切な前提があります。以下はいずれも「確定した仕様」ではありません。あくまで現段階での相互の期待・方向感です。両チームとも、そこは強調していました。

HSA から freeBox への期待

HSA が提供できるのは「声による、宛先の分かれた入力」です。呼び名で入力を仕分け、残りのテキストを特定の宛先へ届けます。そのため、ゲーム側から見れば強力です。テンプレートを用意するだけで、どんなコマンド体系にもつながる音声コントローラになります。

さらに、受け側の freeBox は、複数端末からの入力を同時に受け付けます。そして、どの端末から来たかも見分けられます。これを使えば、面白い遊びが成立します。みんなが一斉に声を上げ、いちばん早かった人を判定する ── 早押しクイズのような「早答え」の勝負です。ただし、これはこれから作る構想であり、実働デモはありません。むしろ、一緒に作る仲間を募集している対象です。

そして重要な点があります。HSA開発チームは、ゲーム化を「唯一の行き先」だとは考えていません。声で家じゅうを動かす同じ仕組みは、ほかの用途の基盤にもなり得るからです。たとえば日常生活の支援(ADL支援)や、スマートホームのさらなる強化です。つまりゲームは、そのなかでもとりわけ人の目に触れやすい「入口のひとつ」なのです。

HSA v0.11 と freeBox の分岐図(ゲーム化/ADL支援/スマートホーム)
HSA v0.11 と freeBox の関係図。ゲーム化は唯一の行き先ではない

freeBox から HSA v0.11 への期待

その前提として、大事な事実があります。freeBox は「誰でも入力用のアプリを作ってつなげられる、オープンなAPI」です。声でも、ボタンでも、センサーでもかまいません。決められた形式さえ守れば、どんな入力アプリでも接続できます。そのため、ゲーム化プロジェクトは、この開かれた入口を前提に構想を組み立てています。

実証第一号としての HSA v0.11

その上で、ゲーム化プロジェクトは HSA を特別な存在と見ています。すなわち、そのオープンなAPIに最初につながった「実証第一号の入力アプリ」です。音声を文字列化して freeBox に渡す ── その一本が現実に通れば、経路が実物として動きます。つまり「入力アプリ → freeBox → ゲーム」という流れが、机上の設計でないと証明されます。だから HSA は、あとに続く入力アプリにとって、最初の生きた実例になります。

その上で、ゲーム体験の側から「HSAがこう育つと面白い」という方向感も挙がりました。繰り返しますが、これは要求仕様ではなく期待です。

  • 言葉を素直に渡してくれる方向。ゲーム側は文字列を自由に解釈します。だから、意味を決めつけず、話者の言葉をそのまま渡してもらえると、作り手の自由度が上がります。
  • 端末やプレイを識別できる方向。端末やセッションが区別できれば、複数人プレイや途中参加のような体験を設計しやすくなります。
  • 入力アプリの「標準形」になる方向。HSA が良い手本になれば、後続の入力アプリも同じ作法で作れます。つまり便利アプリであると同時に、「入力アプリはこう作る」というお手本にも育ってほしい、というわけです。
HSA v0.11 とゲーム化PJの相互期待の図(現段階の期待・方向感)
HSA v0.11 とゲーム化PJが投げ合う相互期待の図

面白いのは、この2つの矢印です。互いのプロジェクトへのインプットそのものになっているからです。つまり、片方の期待が、もう片方の設計のヒントになります。そんな循環が、開かれたエコシステムの内側で起きはじめています。


【動画】声で、部屋が動く ── イメージ

HSAv0.11
HSAv0.11

この短い映像は、目指している体験の”イメージ”です。実際のゲーム画面の録画ではありません。これから一緒に作っていく世界の方向を表しています。


HSA v0.11 を試す・一緒に作る

最後に、この記事を読んで「面白そう」と感じた方への入口をまとめます。

HSA v0.11 を実際に触ってみたい方へ

この記事が世に出るタイミングは、ちょうど HSA v0.11 のリリースにあたります。

  • 入手方法:現在 HSA は、Google Play の クローズドテスト参加リンクから入手できます。しかも無償で参加できます。
  • 動作環境:Android 8.0 以降のスマートフォンまたはタブレットです。音声入力とインターネット接続に対応した端末が必要です。
  • すぐ始められる:インストール直後から、同梱の3種類の基本テンプレートで接続設定を始められます。追加テンプレートは QRコードまたはURLで読み込めます。

なお、いまクローズドテストという形をとっているのは、機能面の制約ではありません。一般公開への切り替え条件(テスター数)に、まだ達していないためです。裏を返せば、あなたの参加が公開を前進させます。ぜひ、最初のテスターの一人になってください。

「一緒に作る側」に興味がある方へ

freeBoxゲームプラットフォーム化は、これから仲間を募る段階です。両チームとも、次のような参加を歓迎しています。

  • ゲーム制作参加:公開された最小限のルールに沿ったゲームプラグインを、一緒に作ってくれる方。
  • デモ出演・協力:告知動画やデモの出演・検証に関わってくれる方。
  • 名称・テーマ提案:プラットフォームやサンプルの名前・題材のアイデア。

参加・相談の窓口

参加・相談の窓口は、hoscm コラボフォームに集約しています。メッセージ欄に用件のキーワードを書き添えてください。たとえば「ゲーム制作参加希望」「デモ出演希望」「名称・テーマ提案」です。詳しい制度は〈hoscm コラボレーションプログラム〉をご覧ください。

(※お手本コードや共通ルールの仕様は、現在整理中です。公開が確定したら、あらためてご案内します。まずはコラボフォームからお声がけください。)


音声アプリの、地味に見えるアップデート。しかし、その内側には確かな一歩が仕込まれていました。「部屋そのものが遊び場になる」という構想への第一歩です。

この一歩から先を、一緒に作っていく仲間を、私たちは探しています。


本記事は、HSA開発プロジェクトおよび freeBoxゲームプラットフォーム化プロジェクトへの取材(2026年7月)に基づいて構成しました。構想・将来像に関する記述は取材時点のものであり、確定した仕様ではありません。freeBox は freeBox OSSプロジェクトチームによるオープンソースの成果であり、hoscm はこれを支援する立場にあります。


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HSA(hoscm Support Agent)v0.11 操作マニュアル

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システム 機能使用方法

HSA(hoscm Support Agent)v0.11 操作マニュアル

からの更新の方・新しくインストールする方)
対象バージョン: HSA v0.11

クローズドテストについて
HSA は現在、Google Play のクローズドテストとして配布しています。参加方法はクローズドテストのご案内をご覧ください(テスター用 Google グループへの参加が必要です)。

1. HSA とは

HSA(hoscm Support Agent)は、hoscm が提供するシステム全体の利用をサポートするための Android アプリです。音声をはじめとするマルチメディアな操作インターフェイスとして、将来はシステム全体の入り口となることを目指しています。

現在のバージョンでは、その第一歩として、スマートホームや IoT 機器の音声操作を提供します。話した言葉をテキストに変えて、あらかじめ登録した送信先(hsBox や IFTTT などの WebAPI)へ送ります。言葉の解釈やそれに応じた機器の操作は送信先の側が行い、HSA は「声を届ける」役割に徹するシンプルなアプリです。

v0.11 の新機能

v0.10 では送信先は 1 つだけで、URL を直接入力して設定していました。v0.11 では次の点が新しくなりました。

  • テンプレートで簡単設定: URL を丸ごと手入力する代わりに、テンプレートを選んで必要な項目(サーバーのアドレスなど)だけを入力すれば送信先を作れます。
  • 送信先を複数登録: 送信先を複数登録し、話し始めの「呼びかけ語(プレフィックス)」で使い分けられます。
  • QR コードで取り込み: テンプレートは配布 URL の手入力のほか、QR コードの読み取りでも取り込めます。

2. インストール/v0.10 からの更新

新しくインストールする方

  1. テスター用 Google グループに参加します(参加手順の詳細はクローズドテストのご案内をご覧ください)。
  2. ご案内ページの手順に沿って、Google Play から HSA をインストールします。

初回起動時は送信先が未登録の状態です。「4. はじめの設定」に進んでください。

v0.10 からの更新の方

Google Play 経由でアプリを更新すると、v0.10 で設定していた送信先 URL は「v0.10 送信先」という名前の送信先として自動的に引き継がれます。更新後も、これまでどおりそのまま音声送信できます。

引き継がれた「v0.10 送信先」について、次の点にご注意ください。

  • この送信先は内容の編集ができません(旧形式のまま動作を保証するための仕様です)。
  • 送信先の内容を変えたい場合は、テンプレートから新しい送信先を作成し、動作を確認できたら「v0.10 送信先」を削除してください(「5. 送信先の作成・編集」参照)。

3. 画面の全体像

HSA の画面構成は次のとおりです。各設定画面には、下図の設定トップから移動します。

設定トップ画面
設定トップ画面
画面役割
メイン画面大きなボタンを押して話す、音声送信の画面
設定トップ各設定画面への入口(上図)
送信先設定登録済みの送信先の一覧。追加・編集・削除・有効/無効の切り替え
送信先編集1 つの送信先の内容を編集(テンプレート選択・項目入力・プレフィックス)
テンプレートのインポートテンプレートを URL または QR コードで取り込む。取り込み済みテンプレートの一覧・削除
送信先リスト送信先の「並び」を管理する画面への入口(v0.11 ではリストは 1 つ)
リスト編集リストに載せる送信先の選択・並べ替え
このアプリについてバージョン情報・オープンソースライセンス表記

4. はじめの設定(チュートリアル)

新しい送信先を使えるようにするまでの一連の手順です。大きく「テンプレートを取り込む」→「送信先を作る」→「リストに載せる」→「送信テスト」の 4 ステップです。

ステップ 1: テンプレートを取り込む

  1. メイン画面 → 設定 → 「テンプレートのインポート」を開きます。
テンプレートのインポート画面
テンプレートのインポート画面
  1. 取込元 URL を入力します。方法は 2 つあります。
    • URL を直接入力: 配布されている URL(例: https://hoscm.com/hsbox/wp-content/uploads/2026/07/pack_1.0.json)を入力欄に入力します。
    • QR コードを読み取る: 「QR を読み取る」ボタンを押し、配布されている QR コードにカメラをかざします。読み取った URL が入力欄に自動で入ります(初回はカメラの使用許可を求められます)。
  2. 「取得して取り込む」を押します。
  3. 取り込み結果が表示されます。「追加 N 件」と表示されれば成功です。画面下の一覧に、取り込んだテンプレートが表示されます。

ステップ 2: 送信先を作る

  1. 設定 → 「送信先設定」を開き、「+追加」を押します。
送信先設定画面
送信先設定画面
  1. 送信先編集の画面で、テンプレートをプルダウンから選びます。
送信先編集画面
送信先編集画面
  1. テンプレートが求める項目(サーバーのアドレス、ポート番号、キーなど)を入力します。
    • あらかじめ値が入っている項目は、そのままでよければ変更不要です。
    • 「空欄=既定値 ○○ を使用」というヒントが出ている項目は、空欄のまま保存するとその既定値が使われます。
    • キーなどの秘密情報の項目は入力内容が●●●で隠されます。目のアイコンを押すと表示/非表示を切り替えられます。
  2. 送信先の名前と、必要に応じて呼びかけ語(プレフィックス)を設定します(プレフィックスの意味は「6. 音声送信の使い方」参照)。
  3. 「保存」を押します。入力に問題があると項目が赤く表示されるので、修正してから保存してください。

ステップ 3: 送信先をリストに載せる

作った送信先は、リストに載せることで音声送信の対象になります。

  1. 設定 → 「送信先リスト」を開き、リスト(「通常」)をタップします。
リスト編集画面
リスト編集画面
  1. 「メンバー追加」から「プールから選択」を選び、ステップ 2 で作った送信先を追加します。
  2. 「保存」を押します。

補足: リスト編集の「メンバー追加 → 新規作成」から送信先の作成に進むこともできます。この場合はステップ 2 と 3 をまとめて行えます。

ステップ 4: 送信テスト

  1. メイン画面に戻り、大きなボタンを押して話します。
  2. 送信先からの応答が「OK」なら成功です。それ以外の表示はエラー、または送信先からのデバッグ情報です。

5. 送信先の作成・編集

送信先の一覧(送信先設定)

「送信先設定」画面には、登録済みの送信先が一覧表示されます。

  • 各行には、名前・呼びかけ語(または「★既定」の印)・種別・リスト登録の有無(✓登録済/─未登録)が表示されます。
  • 行の有効/無効スイッチで、その送信先を一時的に止められます。無効中は目立つアイコンで示されます(リストから外さずに一時停止したいときに便利です)。
  • 行のメニュー(⋮)から「設定を編集」「削除」を選べます。

項目入力の考え方(初期値と既定値)

送信先編集の入力項目には、2 種類の「あらかじめ用意された値」があります。

  • 初期値: 新規作成時に入力欄へ最初から入っている値。普通の入力値と同じ扱いで、消して書き換えられます。
  • 既定値: 「空欄=既定値 ○○ を使用」とヒントが出ている項目で、空欄のまま保存したときに自動的に使われる値。

必須項目を空欄にした場合、既定値があればそれが使われ、既定値がなければ項目が赤く表示され保存できません。

送信先の削除

  • 「送信先設定」の行メニュー(⋮)→「削除」で削除します。
  • その送信先がリストに載っている場合は、影響のあるリスト名を示す確認が表示されます。削除するとリストからも同時に外れます。

「テンプレート未解決」「版違い」の表示について

送信先の一覧や編集画面に「テンプレート未解決」「版違い」といった印(バッジ)が付くことがあります。これは、その送信先が参照しているテンプレートが手元にない、またはバージョンが異なる状態を示します。

  • いずれの場合も送信はそのまま継続できます(設定した内容は送信先の中に保存されているためです)。
  • 内容を編集するには、該当テンプレートを再度インポートする必要があります。
  • なお「v0.10 送信先」(2 章)は仕様上、常にこの状態であり編集できません。

6. 音声送信の使い方

基本

メイン画面の大きなボタンを押して話すと、認識されたテキストが送信先へ送られます。応答が「OK」なら成功です。

呼びかけ語(プレフィックス)で送信先を使い分ける

送信先が複数あるとき、話し始めの言葉でどの送信先へ送るかが決まります。

  • 話し始めがいずれかの送信先の呼びかけ語と一致した場合: その送信先へ送られます。送られるテキストからは呼びかけ語の部分が取り除かれます。
    • 例: 呼びかけ語「ゲーム」の送信先がある状態で「ゲーム 開始」と話す → 「開始」がゲーム用の送信先へ送られます。
    • 既知の制限: 呼びかけ語の直後に空白が入った場合、送られるテキストの先頭にその空白が 1 つ残ります(上の例では「 開始」が送られます)。多くの送信先では動作に影響しませんが、受信側がテキストを完全一致で判定する場合はご注意ください(次版で改善予定です)。
  • どの呼びかけ語とも一致しない場合: 既定の送信先(「★既定」の印が付いた送信先)へ、話した内容がそのまま送られます。
  • 既定の送信先がなく、呼びかけ語にも当てはまらない場合は、送信先なしのエラーになります。

送信がエラーになるとき

  • 送信先の機器(hsBox など)の電源・ネットワーク接続を確認してください。
  • 「送信先設定」で該当の送信先が有効になっているか、「送信先リスト」でリストに載っているかを確認してください。

7. 送信先リスト

「送信先リスト」は、音声送信の対象となる送信先の「並び」を管理する画面です。

  • v0.11 ではリストは「通常」の 1 つだけです(複数リストの切り替えは次版で対応予定です。そのため「+リストを追加」は押せません)。
  • リストをタップするとリスト編集画面が開き、次の操作ができます。
    • メンバー追加(プールから選択): 登録済みの送信先をリストに載せる。
    • メンバー追加(新規作成): その場で送信先を新しく作ってリストに載せる。
    • 並べ替え・除去: リスト上の並び順の変更、リストからの除去(送信先そのものは削除されません)。
  • 既定の送信先(★既定)は、リストの末尾に 1 つだけ置くことをおすすめします。複数置いた場合や末尾以外に置いた場合は警告が表示されます(保存はできます。送信には並びのいちばん後ろの★既定が使われます)。
  • 並びによって呼びかけ語が絶対に届かない送信先がある場合は、警告が表示されます。
  • 既知の制限: 同じ呼びかけ語を複数の送信先に設定した場合、並びの先にある 1 件だけに送られます。この場合、現在のバージョンでは警告が表示されません(次版で警告を追加予定です)。

8. テンプレートの更新・削除

同じ配布 URL をもう一度取り込んだとき

テンプレートは ID とバージョンで管理され、取り込み時に自動で振り分けられます。

  • 手元にない新しいテンプレート → 追加
  • 手元より新しいバージョン → 更新(置き換え)
  • 手元と同じか古いバージョン → 据え置き(手元を変更しません)

結果は「追加 N 件/更新 M 件/据え置き K 件」のように表示されます。同じ配布物を再度取り込んだ場合は全件「据え置き」となり、これは正常な動作です。

テンプレートの削除

「テンプレートのインポート」画面の一覧で、取り込んだテンプレートを削除できます(行の ⋮ → 削除)。

  • アプリに最初から入っているテンプレート(〔同梱〕表示)は削除できません。
  • 同梱テンプレートを更新版で上書きしていた場合(〔取込・更新〕表示)、削除すると同梱の元のバージョンに戻ります。
  • 削除するテンプレートを使っている送信先があっても、その送信先の送信は引き続き可能です。ただし内容の編集はできなくなります(再度インポートすれば編集できるようになります)。削除時の確認画面でその旨が表示されます。

9. 困ったとき

テンプレートの取り込みでエラーになる

エラー表示に応じて次を確認してください。

表示の内容確認すること
URL の形式が正しくない入力した URL に誤りがないか(http:// または https:// で始まっているか)
サーバーが見つからないURL のサーバー名(ホスト名)に誤りがないか
応答がない(タイムアウト)配布サーバーと同じネットワークにつながっているか。Wi-Fi の接続先を確認
接続が拒否されたURL のポート番号に誤りがないか
通信が途中で切れた電波状況を確認し、もう一度お試しください
HTTP エラー(番号表示)URL のパス(ファイル名部分)に誤りがないか。404 はファイルが見つからない状態です
内容を読み取れない(JSON エラー)URL の指す先がテンプレート配布ファイルかどうか。配布元にご確認ください

取り込み結果に「拒否」が表示された

取り込んだファイルの中に、このアプリでは扱えないテンプレートが含まれていた場合、そのテンプレートだけが取り込まれず、名前と理由が表示されます(扱えるテンプレートは通常どおり取り込まれます)。

  • 「要アプリ更新」と表示された場合: テンプレートがアプリより新しい形式です。Google Play で HSA を最新版に更新してから、もう一度取り込んでください。
  • それ以外の理由の場合: 配布ファイル側の問題です。配布元にお知らせください。

QR コードが読み取れない

  • HSA が読み取れるのは QR コードのみです(バーコードなど他の形式は読み取れません)。
  • カメラの使用を許可しているかご確認ください(Android の設定 → アプリ → HSA → 権限)。

音声送信がエラーになる

「6. 音声送信の使い方」の「送信がエラーになるとき」をご覧ください。

マイクが使えない

Android の設定 → アプリ → HSA → 権限 で、マイクの使用が許可されているかご確認ください。

10. このアプリについて(バージョン確認)

設定 → 「このアプリについて」で、アプリのバージョンを確認できます。

このアプリについて画面
このアプリについて画面

この画面には、本アプリが使用しているオープンソースソフトウェアの一覧とライセンス(Apache License 2.0)も掲載しています。

クローズドテストに関するお問い合わせや不具合のご連絡は、クローズドテストのご案内に記載の方法でお寄せください。その際、この画面に表示されるバージョンをあわせてお知らせいただけると助かります。

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