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お知らせ システム リリース 機能使用方法

見える化はここまで来た─hsBoxステータスモニター3つの進化

見えないものは、管理できない。

しかし本当に面倒なのは、
いろいろなログを“確認しに行くこと”そのものです。

出るべきログが出ているか。
出てはいけない WARN や ERROR が出ていないか。
外部連携は正常に送信されているか。

それらを一つずつ見て回るのではなく、
必要な情報だけをまとめて、ひと目で把握できること。

hsBoxステータスモニターは、
状態をただ表示するのではなく、
「いま何が起きているか」を直感的に把握できる表示基盤へと進化しました。

さらに、HSA(hoscm Support Agent)経由で「システムチェック」と呼びかければ、
その瞬間の状態をスマートディスプレイに表示させることも可能です。

本記事では、その3つの進化を具体的に紹介します。

ステータスモニターとは何か

hsBoxと組み合わせた表示基盤

ステータスモニターは、hsBoxと連携して動作する可視化基盤です。
ネットワーク機器、サーバー、カメラ、各種デバイスの状態を集約し、一覧形式で分かりやすく表示します。

単なる死活監視ではなく、

  • 定期報告の有無チェック
  • DDNS更新確認
  • 機器疎通確認
  • サービス稼働確認
  • 自動化処理の実行確認

といった「運用の見える化」を目的とした仕組みです。

status_
status monitor

<システムステータス画面イメージ>


ローカル環境で動作する仕組み

ステータスモニターはクラウド依存ではなく、ローカル環境で動作します。

そのため、

  • インターネット接続が不安定でも利用可能
  • 外部サービス停止の影響を受けない
  • 構内ネットワークのみの閉域環境でも利用可能
  • データが外部へ送信されない

という特長があります。

できることとしては:

  • 機器の死活監視
  • ログ報告の確認
  • 指定時刻チェック(スケジュール監視)
  • 許容時間を加味したアラート判定
  • 自動化処理の実行結果確認
  • 月次パスワード更新などの運用タスク確認

単なる監視ツールではなく、
「日々の運用が正しく回っているか」を確認する基盤として設計されています。


オプション機能としての位置づけ

現時点では、ステータスモニターは
hsBoxのSI(構築支援)部品として提供しているオプション機能です。

構築支援の中で、

  • 個別要望機能の追加
  • 環境に応じたチェックルール設計
  • 自動化連携の組み込み

を行いながら、標準化を進めています。

これまでの導入実績や要望を整理し、
今後はhsBoxの標準機能として提供する方針で検討しています。

※製品への正式組み込みバージョンは未定です。


何を収集できるのか

ステータスモニターは、単なる死活監視にとどまらず、
hsBoxを中心とした運用状態そのものを収集・可視化する仕組みです。

収集対象は大きく4つのカテゴリに分かれます。


1. hsBox内部状態

hsBox自体の健全性を把握するための情報です。

  • プロセス稼働状況
  • スケジュール実行管理状態
  • ジョブキュー状況
  • システム負荷状況
  • ストレージ利用状況
  • 内部サービス応答状態

単に「動いているか」ではなく、
内部の処理が正常に循環しているかまで確認できます。


2. 実行ステータス

定期処理や自動化処理の実行結果を監視します。

  • 定期ジョブの実行確認
  • 成功/失敗ステータス
  • 実行時刻の妥当性チェック
  • 許容時間を加味した遅延判定
  • 月次タスク(例:パスワード更新)確認

「処理はあるはずなのに実行されていない」
という状態を確実に検出できる設計になっています。


3. ログ情報

各種ログから運用状況を抽出します。

  • 重要イベント検知
  • エラー/警告検出
  • 定期報告ログの有無確認
  • 異常パターンの検出

ログは単なる記録ではなく、
状態判定のための入力データとして扱います。


4. 外部連携情報(WebAPI連携など)

hsBox外部との連携状況も監視対象に含めることができます。

  • WebAPI連携結果
  • DDNS更新確認
  • 外部通知サービス連携確認
  • クラウド連携応答確認
  • 外部機器ステータス取得

これにより、
内部処理と外部連携の両方を一画面で把握できます。


拡張可能な設計

ステータスモニターは固定仕様ではありません。

  • 新しいチェックロジック追加
  • 任意スクリプトの組み込み
  • 独自業務ルールの反映
  • 将来的な標準機能化を見据えた構造設計

運用の進化に合わせて、監視対象も進化させることができます。


<ToDoリスト表示を含むステータス画面イメージ>


まとめ

ステータスモニターは、

  • 内部状態
  • 実行状況
  • ログ
  • 外部連携

を統合的に扱う、運用状態の可視化基盤です。

単なる監視ツールではなく、
「運用が正しく回っているか」を継続的に確認するための仕組みとして設計されています。

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、サポートサイト「hss」にて受け付けております。
以下のリンク先に、hss の詳細なご案内および登録手順を解説した YouTube 動画もご用意しております。

サポートサイト(hss)はこちら ▶︎

<お問い合わせ・ご相談>
本製品との連携開発など業者様のご相談や詳細のご確認は、以下までご連絡ください:
【メール】info@hoscm.com
【サポートサイト】hss


関連記事

https://www.vector.co.jp/soft/unix/net/se525279.html

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お知らせ リリース

2026年の春、始まる「3つの動き」— 新生活・連携・HSA

hoscmでは、2026年の春に向けたいくつかの取り組みを並行して進めています。
本記事では、現在進行中の内容を「3つのこと」として整理し、その概要のみ先行してお知らせします。

新生活
hsBox Life

1.新生活を前提とした「再構成」の準備

春は、生活環境や利用スタイルが大きく変化する時期です。
機器の入れ替えや配置変更、新しい生活リズムへの移行に合わせ、
「無理なく環境を整え直せること」を前提とした情報整理を進めています。

新しい仕組みを追加することだけでなく、
既存の環境をどう整理し直すか、どこを残しどこを見直すかといった、
日常に即した視点での発信を予定しています。


2.2026年キャンペーンの継続と展開

現在進行中の2026年の取り組みについても、春に向けて段階的に整理を行っています。

  • 利用事例の共有
  • 導入後の運用イメージの可視化
  • 構成やカスタマイズの方向性の整理

単なる機能紹介ではなく、生活の中でどのように使われるのか、
実際の運用を想定した形で情報を公開していく予定です。

既存の取り組みを点ではなく流れとして整理し、
新しい環境づくりの中で自然に活用できる形を目指します。

2026年キャンペンーン ~hsBox お試し活用 ライセンス無料提供キャンペーンのお知らせ~


3.HSAの進行と、他社製品との連携の整理

HSAについても検討と実装が継続して進んでいます。

現時点では、
・日常操作の延長として扱えること
・利用者の習熟度に依存しないこと
・既存環境と共存できること

といった前提を重視し、役割の整理を行っています。

また、特定の構成に閉じるのではなく、
他社製品や既存サービスとどのように組み合わせていくかについても、
現実的な運用を前提に検討を進めています。

単独で完結する仕組みではなく、
生活の中にすでにある機器やサービスと自然に連携しながら機能することを目指し、
段階的に情報公開していく予定です。

2026年 hsBox / HSA の開発方針について(他社製品連携強化)


春に向けた位置づけ

これら3つの動きは、それぞれ独立したものではなく、
「生活の中で自然に機能する仕組み」を前提とした一連の流れとして整理しています。

春は、新しく始める時期であると同時に、
既存の環境を見直し、整え直す機会でもあります。

hoscmでは、特別な準備や操作を前提とせず、
日常の延長として利用できる形を重視しながら、
今後の取り組みを順次公開していきます。

詳細が確定した内容については、改めて個別にお知らせします。


連携記事公開済の他社製品・サービス

ATOM CAM2 (ネットワークカメラ)

ソーラーフロンティア(太陽光発電)

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お知らせ システム

待望の復活:音声でhsBoxを操作する仕組みの最初の形が動きました(HSA Ver0.10)

開発中のHSAの初期プロトタイプ(Ver0.10)において、
音声入力からhsBoxの動作までをつなぐ基本経路が動作しました。

これはまったくの新機能というより、
**2022年に一度失われた仕組みの「復活」**にあたります。


2022年に途切れた音声操作の経路

2022年8月、Google アシスタント(旧バージョン)のサービス終了により、

という経路が利用できなくなりました。

hsBoxを音声で直接操作するための手段が、そこで一度途切れています。


HSAによる再構築

function
function

今回のVer0.10では、

音声入力
→ 日本語の文字列化
→ Web API送信
→ hsBox連携
→ デバイス動作

という経路を改めて構築しました。

実環境での動作確認として、
Google Nestでの再生まで到達しています。

これにより、音声からhsBoxへ指示を渡す基本構造が再び成立しました。


image
HSA image

HSAの役割

HSAは、

「音声入力を起点に、各システムへ指示を送るための基盤」

として設計されています。

hsBoxとの連携を主目的としながらも、

  • Web API
  • 外部サービス
  • WebHook

などへ拡張できる構造を前提にしています。


現在の位置づけ

Ver0.10は、最低限の公開可能機能を備えた初期プロトタイプです。

完成版ではなく、
今後の改良や機能追加の出発点となる段階です。


今後について

かつて可能だった

「音声 → 任意文字列 → hsBox」

の経路が、形を変えて再び利用可能になりました。

まずは最小構成での成立を確認できた段階ですが、
ここが今後の音声操作機能の土台になります。

引き続き、進捗はお知らせとして共有していきます。


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お知らせ システム 機能使用方法

「13日の金曜日」が「13日と金曜日」

「13日の金曜日」と聞くと、映画や乃木坂の楽曲を思い浮かべる方も多いでしょう。
ではもし、hsboxを使って「13日の金曜日の夜9時に、あの曲を流そう」と思ったらどうなるでしょうか?

cronに次のように書けばいけそうですよね。

0 21 13 * 5

でも実は、ここに小さな落とし穴があります。
cronは「日(13日)」と「曜日(金曜日)」を同時に指定すると、両方を満たすときではなく、どちらかを満たすときに動いてしまうのです。

つまり、

  • 毎月13日の夜9時
  • 毎週金曜日の夜9時
    両方で動作してしまいます。

せっかく「13日の金曜日」だけを狙ったのに、毎週金曜に「13日の金曜日」が流れてしまう…これはちょっとしたホラーかもしれません。


hsBoxの場合は?

hsBox1.3は cron をそのまま使っているため、この仕様に従います。


「13日の金曜日だけ」を狙いたい場合は、かなり工夫が必要です。

たとえば「毎月13日の21時」に設定したうえで、スクリプト側で「今日が金曜日かどうか」を確認する…といった独自処理です。

「ちょっとした遊び心」を実現するには、ちょっとした工夫が必要なんですね。


まとめ

cronは便利ですが、時々こんなユニークな落とし穴があります。
「13日の金曜日」をピンポイントで狙いたいときは、意外と難しい。

次にカレンダーで「13日の金曜日」を見つけたら、思い出してみてください。
そして、もしその日に音楽が流れてきたら…それは設定ミスか、あるいは誰かの遊び心かもしれません。

将来のhsBox、freeBoxでは、「13日の金曜日」を指定できるように強化する方向で検討しています。実験段階から使ってみたい方は、freeBoxプロジェクト資料)に参加して先行活用に挑戦してください。


動画紹介

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お知らせ システム リリース

3つの視点で見る「支える仕組み」― ホスシーエムとHSA着手の背景

私たちはこれまで、「何かをつくる」ことよりも、「どう支えるか」を考え続けてきました。
ホスシーエムが向き合っているのは、技術に詳しい人だけが使える仕組みではなく、これから触れていく人も、長く付き合う人も、それぞれの立場で安心して使い続けられる“支え方”です。

その考え方をかたちにしてきたのが、hsBoxfreeBox といった基盤の仕組みであり、今回、新たに着手した HSA(hoscm サポート エージェント) は、それらと人とをつなぐ、最前線の入り口となる存在です。
HSA の「A」には Agent の意味だけでなく、日常的に触れられる Application としての役割も重ねています。

この記事では、ホスシーエムが何を目指し、どんな視点でこの仕組みを描いているのかを、できるだけ専門用語を使わず、図を交えながら紹介していきます。

第1章|人から見る ― 使う側を起点に考える

仕組みの良し悪しは、つくる側ではなく、使う側の体験で決まります。この章では、人がこの仕組みにどう触れ、どう関わるのかを起点に考えます。
人は、仕組みを使うときに、よほど専門的な立場でなければその中身そのものに強い関心を持つことは多くありません。むしろ多くの場合、「どうなっているか」よりも「何をするのか」に興味があるでしょう。それゆえに、「迷わず使えるか」「触るものか」を先に感じ取ります。

HSA は、そうした使う側の感覚を起点に設計されています。
利用者は、hsBox や freeBox の存在を意識する必要はありません。
仕組みを理解することも、構成を知ることも求めません。
ただ、入口としてそこにあり、触れれば応答が返ってくる。
そのこと自体が、最初の安心になります。

HSA の役割は、何かを学ばせることではありません。
「考えなくていい状態」で使い始められること、
それが最初に満たされるべき条件です。
操作の意味や裏側の構造は、後から知れば十分で、
使い始める段階では必要ありません。

また、HSA は利用者に「この先に何があるか」を強く主張しません。しかし使っているうちに、これで終わりではなさそうだ、という感覚が残ります。今は分からなくても、必要になれば広がりそうだ、そんな余白が、自然に感じられることを大切にしています。

HSA は、完成した答えを提示するためのものではなく、
人と仕組みが出会うための入口です。

使う人の立場に立ったとき、
その入口が重くならないこと、
そして閉じたものに感じられないこと。
それが、この仕組みの出発点になっています。


第2章|基盤から見る ― 見えない部分が支えているもの

普段は意識されない基盤こそが、安心して使い続けられる理由になります。
仕組みの価値は、目に見える操作だけで決まるものではありません。むしろ、それを支える基盤がどれだけ安定しているかが、体験の質を大きく左右します。この章では、利用者の視界にはほとんど現れない「基盤」の側から、HSA の成り立ちを見ていきます。

HSA は、単独で完結する仕組みではありません。
その裏側には、すでに稼働している実行基盤として hsBox や freeBox が存在しています。これらは、処理を実行し、状態を保ち、仕組みを継続させるための基盤です。HSA は、その上に新たな基盤を重ねるのではなく、既存の基盤と自然につながる入口として設計されています。

この基盤の特徴は、利用者に見せることを目的としていない点にあります。
使う人が「どう動いているか」を理解しなくても、仕組みは応答し続ける。構成や内部の違いを意識しなくても、同じように使い続けられる。その“意識しなくてよさ”こそが、基盤が果たしている役割です。

hsBox と freeBox は、管理や運用の考え方は異なりますが、共通のベースの上に成り立っています。
freeBox はオープンに拡張できる場として、
hsBox は製品としての信頼性や安定性を重視した基盤として、
それぞれが独立して機能します。HSA は、どちらか一方に依存するのではなく、共通基盤の上で動く仕組みとして、それらと接続されています。

そのため、基盤側が進化すれば、HSA の振る舞いも静かに変化していきます。
新しい機能や拡張が追加されても、利用者が操作を学び直す必要はありません。基盤の進化が、意識されることなく体験に反映される。その関係性が、長く使える仕組みを支えています。

この「基盤」という考え方は、hsBox や freeBox に限られたものではありません。
将来的には、hss(hoscm サポートサイト)もまた、同じ思想を共有する基盤のひとつとして位置づけられる構想を持っています。入口は違っても、支えている考え方は共通であり、基盤は用途に応じて広がっていく。その全体像の中で、HSA は人と仕組みをつなぐ最前面に立ち続けます。

HSA は、基盤の力を誇示するためのものではありません。
見えない部分がきちんと働いているからこそ、入口は軽く、体験は途切れない。この「見えない支え」があることが、HSA を単なるインターフェースではなく、継続的に使われる仕組みへと位置づけています。


第3章|支え方から見る ― 仕組みをどうつなぐか

hsBox / freeBox / HSA の設計において重視しているのは、
「個々の基盤がすでに持っている柔軟性を、どう壊さずにつなぎ続けるか」 という点です。

本章では、機能を“増やす”視点ではなく、
仕組みをどう支え、どう広げていくか という観点から全体構造を整理します。


HSAは「入口」、APIが「つなぎ役」

HSA(hoscm Support Application / Agent)は、
利用者からの操作や意図を受け取る 入口 の役割を担います。

一方で、実際に各機能や外部サービスを結びつけているのは API です。

  • HSAは処理を抱え込まない
  • 判断や実行はAPIの向こう側に委ねる
  • HSA自身は「何ができるか」を固定しない

この分離により、HSAは将来にわたって軽量であり続け、
機能の増減や変化の影響を最小限に抑えることができます。


既存APIを前提にした拡張思想

設計上の大前提として、
多くの要件は既存APIの組み合わせで対応できる ことを重視しています。

新しい仕組みを導入する前に、まず考えるのは次の問いです。

  • 既存APIのパラメータ指定で表現できないか
  • 解釈や分岐の追加で対応できないか
  • 利用者や呼び出し側の指定方法を拡張できないか

その結果として、新しいAPIが本当に必要な場合だけ追加する
という方針を明確にしています。


「壊さない拡張」という考え方

拡張とは、必ずしも「新しいAPIを増やすこと」ではありません。

重要なのは、
既存の呼び出しや動作を壊さずに、できることが増えること です。

たとえば YouTube 連携を考えた場合でも、

  • 既存の動画指定パラメータはそのまま
  • 追加パラメータを指定した場合のみ挙動が広がる
  • 指定がなければ従来どおりの動作を維持する

といった形で、後方互換性を保った拡張 を行います。

この考え方により、

  • 既存利用者は何も意識せず使い続けられる
  • 新しい用途だけが自然に広がる
  • システム全体の安定性が保たれる

という状態を実現します。


本当に必要なときだけ、新しいAPIを追加する

それでもなお、
既存APIの拡張では表現しきれない要求 が出てくることはあります。

その場合に初めて、

  • 目的が明確で
  • 責務が限定され
  • 将来の拡張余地を持った

柔軟性の高いAPIとして追加 します。

このAPIは単機能であり、
他のAPIやHSAと疎結合で接続されることを前提とします。

結果として、全体の構造は次のようになります。

  • 中央の基盤は変わらない
  • 周辺に機能が「にじむように」広がる
  • どこかを壊さず、全体が育っていく

仕組みは「作る」のではなく「育てる」

この構成が目指しているのは、
完成形を最初から定義することではありません。

  • 使われ方を見ながら
  • 必要なところだけを補強し
  • 無理に統合しない

そうした積み重ねによって、
hsBox / freeBox / HSA は 長く使い続けられる基盤 になっていきます。


第4章|HSAという入り口 ― 人と仕組みが出会う場所

HSA は、操作を増やすためのものではありません。
それは、人がこの仕組みと初めて出会う場所として設計されています。

利用者にとって重要なのは、「何ができるか」を一覧で把握することよりも、
まず 触れられること、応答が返ってくること です。
HSA は、その最初の接点として、構成や裏側を意識させない状態を前提にしています。


入り口は、軽く、迷わず、閉じていないこと

入口が重いと、人は中に入る前に立ち止まってしまいます。
だから HSA は、設定や理解を求めることを最小限に抑えています。

一方で、単純すぎて「これで終わり」に見える入口でもありません。
今は分からなくても、使い続けるうちに
この先に広がりがありそうだ と感じられる余白を残しています。

HSA は、使う人を導くのではなく、
迷わず入れて、閉じていない入口 であることを重視しています。


HSAは、基盤やAPIを説明しない

HSA の役割は、hsBox や freeBox、API の存在を説明することではありません。
それらを 意識しなくても使える状態をつくること が役割です。

技術的に正しい構成や、美しい設計は重要です。
しかし、HSA が優先するのは、
利用者にとって自然であるかどうか、考えなくて済むかどうかです。

結果として、HSA は
「学習を要求しないインターフェース」
として機能します。


人と仕組みの距離を決めない入口

人と仕組みとの距離感は、一様ではありません。

  • ただ使いたい人
  • 少し仕組みを知りたい人
  • もっと深く関わりたい人

HSA は、そのどれかに利用者を固定しません。

使い始めは、ただ使うだけでいい。
必要になったときに、少しずつ踏み込める。
あるいは、ずっと距離を保ったままでも構わない。

距離を選べること そのものが、HSA の役割です。


HSAは完成形ではなく、関係の始点

HSA 自身が完成することを目的にしていません。
基盤や API が進化すれば、HSA の振る舞いも静かに変わっていきます。

それは、大きく姿を変えるというより、
使われ方に合わせて、入口が更新され続ける という変化です。

HSA は、答えを提示する仕組みではありません。
人と仕組みが出会い、関係が始まるための場所です。

その入口が軽く、閉じておらず、長くそこにあり続けること。
それが、HSA という仕組みの目指している姿です。

人と仕組みが、無理なく出会うための入口。


第5章|広がり続ける構想 ― これからの支える仕組み


ここまで見てきたように、hsBox や freeBox、そして HSA は、完成した形を提示するための仕組みではありません。
それらはすべて、使われ方や関わり方が変わり続けることを前提に設計されています。

仕組みをつくるとき、あらかじめすべてを決めきってしまうこともできます。
しかし、それでは時間の経過や利用者の変化に耐えられません。
ホスシーエムが選んだのは、壊さずに広げていくこと、積み重ねながら支え続けることでした。

その中心にあるのが、共通の基盤と柔軟な接続の考え方です。
hsBox や freeBox が担う実行基盤は、機能を固定するためのものではなく、新しい支え方を受け止める余白として存在しています。
HSA もまた、その上に重ねられる入口として、基盤の進化とともに静かに変化していきます。

この構想では、すべての未来を先回りして用意することはしません。
必要になったときに、必要な形で拡張できること。
そして、その変化が利用者の体験を壊さないこと。
そのバランスこそが、長く使われる仕組みにとって最も重要だと考えています。

支える仕組みは、一部の人だけが担うものではありません。
利用者、開発者、提供者、それぞれが無理のない距離で関われることで、支え方そのものが広がっていきます。
この構想は、閉じた完成形ではなく、関係性が増えていくための土台です。

ホスシーエムは、HSAという入口を含むこの仕組み全体を通じて、特別なものとして意識されるのではなく、当たり前のように使われ、自然に暮らしや仕事を支える道具として在り続ける世界を目指しています。

関連記事

https://github.com/hoscm/freebox

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お知らせ システム

【活用事例】ソーラーフロンティア発電量低下を検知し故障通知をhsBox1.3で

hoscmが提供するエッジAI/IoT基盤 hsBox1.3 の活用事例が、外部技術情報サイトにて紹介されました。

今回紹介された事例では、
太陽光発電設備の発電データをもとに、異常(故障)を検知し、通知する仕組み を hsBox1.3 上で構築しています。

技術的なポイント(記事紹介)

該当記事では、次のような構成・観点で解説が行われています。

  • 太陽光発電設備から取得した発電データの収集・蓄積
  • 過去データをもとにした「正常/異常」の判定ロジック
  • hsBox1.3 上での処理実装と、外部通知(LINE等)との連携
  • クラウド依存を抑えた、ローカル環境での運用モデル

hsBox1.3は、
既存のPCや小型デバイスを活用しながら、データ収集・分析・通知までを一体で構築できる点 が特徴です。

本事例は、

  • 太陽光発電設備
  • センサーを用いた設備監視
  • 定常データからの異常検知

といった分野において、hsBoxの実運用イメージを具体的に示す技術事例となっています。

▶ 紹介記事はこちら
https://mic.or.jp/info/2026/01/18/solarfail/


hsBoxは「小さく始めて、現場で育てる」仕組みです

hsBoxは、最初から大規模なシステムを前提とした製品ではありません。

  • まずは 1台のPC/デバイスから
  • 既存データや簡易なルール判定から開始
  • 必要に応じて分析・通知・連携機能を拡張

といった形で、現場に合わせて段階的に構築できます。

今回の太陽光発電設備の事例も、
「まず監視してみる」「通知してみる」という小さな一歩から始まっています。


【キャンペーン実施中】hsBoxを無料で構築しませんか?

現在hoscmでは、
hsBoxを活用したシステム構築を検討中の方向けに、キャンペーンを実施中です。

以前公開したこちらの記事でもご案内している通り、

▶ 「キャンペーンを活用して無料で構築しませんか」
https://hoscm.com/hsbox/2025/12/08/cp2026/

  • 評価・検証用途での利用
  • PoC(概念実証)としての導入
  • 既存設備への試験的な組み込み

といったケースで、初期費用を抑えてhsBoxを体験していただけます。


設備監視・データ活用を検討中の方へ

  • 太陽光発電設備の監視・異常検知
  • センサーデータの収集・分析
  • クラウドに依存しないローカル処理
  • 小規模・低コストでのPoC実施

こうしたテーマにご関心のある方は、
ぜひ hsBoxの活用とキャンペーンをご検討ください。

今後もhoscmでは、
hsBoxの具体的な活用事例や技術情報を継続的に発信していきます。


関連記事

https://mic.or.jp/info/2026/01/18/solarfail

https://mic.or.jp/info/2026/01/18/solarfail

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お知らせ

freeBox 技術ドキュメント公開のお知らせ― 仕様と設計思想を GitHub Pages で公開しました ―

OSSプロジェクト freeBox に関する技術ドキュメントを、
GitHub Pages 上で公開しました。

今回公開したドキュメントでは、
freeBox を hsBox 1.3 系を前提としてどのように構成・拡張していくか、
その設計思想と暫定仕様を整理しています。


公開した内容について

現在、以下の内容をドキュメントとしてまとめています。

  • freeBox とは何か
    • freeBox を導入する目的
    • hsBox との関係
    • 「自由な拡張」を前提とした考え方
  • freeBox 実装仕様(暫定)
    • hsBox 1.3 ベースでの構成整理
    • freeBox ミニモジュールの位置づけ
    • GitHub を前提とした配布・管理の考え方

これらは 完成仕様ではなく、現時点での合意形成内容を公開したものです。
今後の検討や実装の進展に応じて、順次更新していく予定です。

freebox-structure
構成図

ドキュメント公開の目的

freeBox は、

  • あらかじめ完成された製品ではなく
  • 利用者・開発者とともに育てていく OSS プロジェクト

として位置づけています。

そのため、

  • 「なぜこの構成にしているのか」
  • 「どこが未確定なのか」
  • 「どこに参加余地があるのか」

といった点を、できるだけ早い段階で可視化することを重視しています。

今回のドキュメント公開も、その一環です。


公開先

freeBox 技術ドキュメント(GitHub Pages)
👉 https://hoscm.github.io/freebox/

※ GitHub 上で管理しており、内容は随時更新されます。


今後について

現在は、

  • ネーミング
  • モジュール構成の整理
  • 公開・配布方法の検討

などを並行して進めています。

今後も、検討途中の内容を含めて
できるだけオープンに情報発信していく予定です。

引き続き、freeBox プロジェクトをよろしくお願いいたします。

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お知らせ システム リリース 機能使用方法

【活用事例】10年前のPCが最新の監視システムに。hsBoxによる「カメラ映像の自動蓄積・クラウド連携」事例を公開

日頃よりhsBoxをご利用いただき、誠にありがとうございます。

この度、hsBoxの真価を発揮する新たな活用事例として、**「ATOM Cam 2を活用したタイムラプス監視・クラウドバックアップシステムの構築」**に関する記事が公開されました。

今回の事例は、単なる技術紹介に留まらず、**「コンクリート劣化の原因調査」**という実際の現場課題を解決するために構築された、極めて実践的なパッケージとなっています。
hsBox お試し活用 ライセンス無料提供キャンペーン」も併せてご活用ください。

🌟 ここがポイント!幅広い読者に響く「4つの見どころ」

この記事には、hsBoxユーザーや導入を検討されている方にとって、ヒントとなるポイントが多数散りばめられています。

  1. 「眠っている資産」を再起動!10年前のノートPCで動作 最新のハイスペックマシンは不要です。10年前の古いPCでも、hsBoxなら軽量・安定して動作し、本格的なデータ収集サーバーとして蘇ることを証明しています。
  2. ネットワークの「困った」を自動解決(MACアドレスによるIP特定) 「カメラのIPアドレスが勝手に変わって通信が途切れる」という運用現場あるあるを、PythonスクリプトによるMACアドレス検知でスマートに解決。エンジニア必見の Tips です。
  3. 「ローカル保存」と「クラウド連携」のハイブリッド運用 大容量データは手元のNASに蓄積しつつ、最新の状況はクラウドでどこからでも確認できる。コストと利便性を両立させた実用的な構成案を公開しています。
  4. 社会課題「インフラ老朽化」へのアプローチ コンクリートの劣化調査という、社会的重要度の高い用途への適用事例です。IoTをどう実務に繋げるか、ビジネス活用の具体像が見えてきます。

📋 記事で紹介されている主な技術要素

  • ATOM Cam 2のRTSP連携:特殊な改造なしで映像を取得する方法
  • FFmpegによるキャプチャ:hsBox標準のライブラリを駆使した軽量処理
  • NAS(NFS/CIFS)マウント:データの保存先を外部ストレージに拡張
  • cronによる完全自動化:10分おきの定期実行をノーメンテナンスで実現

🔗 活用事例の全文はこちら

hsBoxで、ATOM Cam 2の映像をキャプチャしてNASに蓄積、さらにクラウドにアップロードする


💡 hoscm Support チームより

今回の事例は、hsBoxが持つ「既存の環境を活かし、必要な機能を最小限の負荷で追加できる」という柔軟性を象徴するものです。 「手元にある機材で何か始めたい」「現場の記録を自動化したい」とお考えの方は、ぜひこの記事を参考に構築にチャレンジしてみてください!


お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、サポートサイト「hss」にて受け付けております。
以下のリンク先に、hss の詳細なご案内および登録手順を解説した YouTube 動画もご用意しております。

サポートサイト(hss)はこちら ▶︎

<お問い合わせ・ご相談>
本製品との連携開発など業者様のご相談や詳細のご確認は、以下までご連絡ください:
【メール】info@hoscm.com
【サポートサイト】hss

(hoscm Support チーム / 2026.01.14)


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お知らせ

2026年発進。自由な拡張を、すべての人に。OSSプロジェクト『freeBox』の始動を支援します

2026年1月7日、hoscmの支援のもとfreeBoxプロジェクトチームは、hsBoxのOSS(Open Source Software=オープンソースソフトウェア)化に向けた公開リポジトリをfreeBoxプロジェクトとして公開しました。freeBoxは、追加拡張しやすいように設計されたhsBoxをベースに、オープンソースとして利用者自身が機能拡張や開発に自由に参加できるプラットフォームを目指しています。freeBoxプロジェクトは、GitHub上の公開リポジトリを通じて、利用者が拡張や改善に主体的に参加できる場を提供します。

freeBoxへのhoscmの関わり方

freeBoxにおいての開発主体はhoscmではなく利用者自身です。hoscmは、このオープンな挑戦を全面的に支える支援者として活動します。

freeBox

freeBoxの活用事例

過去のお知らせで公開したhsBoxの事例のように様々な活用事例が考えられます。

  • 「古いPCを再利用したVPN(Virtual Private Network=仮想専用ネットワーク)サーバー」
  • 「プライベートなファイルストレージ」
  • 「店舗やオフィスの掲示用サイネージ」
  • 「24時間稼働のスマートホーム連携ハブ」

あなたの数だけ、活用シーンがあるはずです

参加者それぞれに合った参加形態

自分で作りたい高度技術者には「自由な開発環境」を。使うだけの利用者には「選べる機能部品」を提供することを目指しています。

本件についてのお問い合わせ

本件(freeBox)に関するお問い合わせや、参加などの連絡窓口はメールまたはGitHub Issuesへお願いします。

使い分け:

GitHub Issues: 「ここが動かない」といった、誰でも共有できる不具合報告。

メール: 個別の相談や重要な連絡。

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お知らせ リリース

hoscm 2025年活動報告動画公開|hsBoxの1年を振り返り、2026年の展望へ

2025年、hoscmはhsBoxを軸にスマートホームの革新を進め、多様なユーザーシーンで活躍しました。本日(2025年12月31日)YouTubeで公開した活動報告動画では、そのハイライトを映像でまとめています。まずは動画をチェック! 詳細はすでに公開中のまとめ記事『2025年のhsBox完全総まとめ|4大テーマで振り返り|2026年はこの方向へ進化する』(こちら)で確認可能。動画と合わせてご覧ください!

2025年の主な活動概要

hsBoxは2025年、機能進化、活用事例、運用Tips、イベントの4大テーマで大きく前進しました。例えば、スマートホーム構築支援の開始やOSS化プロジェクトの始動、AI連携の深化が挙げられます。これにより、ユーザー成果として視聴時間30%増やMTTR15%減などの効果が実証され、80%の利用者が満足を実感。詳細はまとめ記事で深掘りされていますが、動画ではこれらをデモ映像やユーザーの声でわかりやすく振り返っています。

公開動画

この活動報告動画は、hsBoxの1年をコンパクトにまとめ、製品デモ、ユーザー事例、将来ビジョンを中心に構成されています。


hsBoxは、オープンなプロトコルによりさまざまなデバイス連携を可能にし、スマートホームや業務効率化に活用されています。これらのポイントは動画で視覚的に紹介され、hsBoxの柔軟性を強調しています。

 2025年のhsBoxはコミュニティと共に進化し、スマートホームや業務効率化の強力なツールとなりました。2026年はhsBox 1.4大型リリースを控え、オープンなプロトコルでユーザーが自由にカスタマイズできるユーザー主導のエコシステムをさらに強化します。まずは『2026年先行キャンペーン ~hsBox お試し活用 ライセンス無料提供~』(こちら)で無料トライアルをお試しください! Step1の導入記事投稿で3ヶ月サポート付きライセンスがもらえ、Step2の活用記事で無期限にアップグレード可能です。第1弾は2025年12月10日から2026年3月31日まで。

hoscm.com 動画の感想をXでシェアしよう(hoscm公式Xからポスト予定)。hsBoxの詳細はトップページ(https://hoscm.com/hsbox/)からご覧いただけます。皆さんのフィードバックをお待ちしています!


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