freeBoxを公開してから、約2週間。
「次のリリース予定」について、お知らせします。
現在、 hsBox1.4 の開発が進んでいます。着手は 2026年4月25日。ベースOSの入れ替えという、地味で、でも避けて通れない作業から始まりました。
今日はその進捗と、hsBox1.4で何が変わるのかをお伝えします。
1. なぜ今、hsBox1.4 なのか
5月初旬、freeBoxをオープンに公開しました。
「プラグイン一つで、家を動かせる時代へ」——そのための仕組みは、確かに動き始めています。
ですが、正直に言うと、ひとつ宿題が残っていました。
既存のhsBoxユーザーが、freeBoxを”すぐに試せる”状態ではなかったということです。
- freeBoxはオープンに公開した
- でも、hsBoxとの組み合わせ方が明確ではなかった
- hsBoxユーザーが「freeBoxを始める」までの距離がまだ遠かった
その距離を埋めるのが、hsBox1.4です。

2. hsBox1.4 で変わる3つのこと
2-1. ボタン1つで、freeBoxが手元に
hsBox1.4 では、管理画面に 「freeBox」タブ が追加されます。
そこにある 「freeBox Loaderモジュール 追加インストール/アップデート」 ボタンを1つ押すだけで、GitHubから最新版のfreeBoxが自動的にダウンロードされ、組み込まれます。
[画像挿入:添付の管理画面スクリーンショット(赤注釈つき)]
「同梱」ではなく「ボタン1つで取得」を選んだ理由は明確で——常に最新版を使えるほうが価値が高いからです。
アップデートも同じボタンで完了します。同梱以上の効果がある、と私たちは考えています。

2-2. hsBoxライセンスなしでも、freeBoxが使える
これが、hsBox1.3 との大きな違いです。
これまでは、freeBoxを組み込むためにhsBoxのライセンスが必要でした。
hsBox1.4 では、ライセンス未登録の状態でも、freeBoxを組み込んで動かせます。
「まずfreeBoxを試してみたい」「hsBoxを使うかどうか、検討中だ」——そんな方にも、freeBoxの世界を体験していただける入り口を用意しました。
5月13日に開始したプラグイン開発者向けコラボ募集にご興味をお持ちの事業者の方にも、これでfreeBoxの動作環境を手軽に整えていただけます。

2-3. ベースOSが Ubuntu 26 へ
hsBox1.4 では、ベースOSを Ubuntu 22 から Ubuntu 26 に更新します。
LTSサポートの観点から、必須の対応です。読者の皆さんにとっては「裏方の更新」ですが、長期的に安心して使い続けていただくための土台づくりとして、避けては通れない作業です。
3. この1ヶ月、何をしていたか
着手から、4週間。
表からは見えない、地味な作業の積み重ねがありました。「ベースOSを入れ替える」という一言の裏側で、実際に何が起きているのか——少しだけ覗いていただきます。
- PHP 7.3 → 8.5 への対応
- hostapd 2.6 → 2.10 への更新
- pytube3 → pytube への切り替え
- RTC(ハードウェア時計)を ローカルタイム → UTC に変更(タイムスタンプ周りに影響あり)
- graphicsmagick系パッケージの差し替え
- persistence パーティション構成の見直し
このほか、セキュリティ関連の更新が多数あります(数が多いため、ここでは割愛します)。
ビルドとテストを繰り返し、問題が出るたびに対処する——
地味ですが、これが「土台を入れ替える」ということです。引き続き、安定動作まで詰めていきます。
4. この設計に込めた考え
hsBox1.4 の設計には、明確な意図があります。
なぜ “同梱” ではなく “ボタン1つで取得” なのか
同梱してしまうと、hsBoxのリリースサイクルとfreeBoxのリリースサイクルが結びついてしまいます。それは、両者の進化を遅らせる選択です。
「ボタン1つでGitHubから取得」という方式なら、freeBoxは独立して進化でき、hsBoxユーザーはいつでも最新のfreeBoxを手にできます。
なぜ ライセンスフリー なのか
freeBoxはオープンに公開した仕組みです。それを試す入り口に、hsBoxのライセンスという障壁を残しておくのは、私たちの「オープンに広げたい」という意図と矛盾します。
freeBoxエコシステムへの参加障壁を、できるだけ下げる——この方針を、hsBox1.4 で実装しました。
5. リリースに向けて
hsBox1.4 のリリースは、5月末を目処に準備を進めています。ビルドとテストを継続しながら、安定動作を確認できた段階でリリースします。
進捗は随時、X公式アカウントおよび こちらでお知らせします。
6. それぞれへのメッセージ
既存の hsBox ユーザーへ
hsBox1.4 へのアップデートで、お手元の環境がfreeBoxに対応します。難しい設定は不要、ボタン1つで始められます。
freeBox に興味があった方へ
「hsBoxは持っていないけど、freeBoxは試してみたい」——hsBox1.4 なら、それが可能です。ライセンス登録なしでfreeBoxを動かせます。
5/13 のコラボ募集にご関心をお持ちの事業者の方へ
プラグイン開発の動作確認環境として、hsBox1.4 + freeBox の組み合わせをご活用いただけます。動作環境の準備にかかる手間を、ぐっと減らしました。
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