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お知らせ システム 機能使用方法

月末のタスクが動かない?cron設定と月末日処理の落とし穴を防ぐコツ

月末あるある──cron編

「月末に処理を動かしたい」──cronを使う方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
そこで、具体的な設定として、こんな指定をしてみます。

0 9 31 * *

これは「毎月31日の午前9時に実行」という意味です。
しかしながら、一見これで「月末処理」ができそうに見えても、小さな落とし穴があります。

31日がない月

なぜなら、ご存じの通り、31日が存在しない月があります。

  • 2月 → 最大28日(うるう年でも29日まで)
  • 4月、6月、9月、11月 → 30日まで

つまり、この設定では「31日が存在する月」しか処理が動かず、2月や30日で終わる月は月末処理がスキップされてしまうのです。

hsboxの日時指定呼出設定機能の場合は?

このような仕様のcronの仕組みを、hoboxは利用しております。
そのため、この仕様はhsboxにも同じく適用されます。

「月末に必ず実行したい」と思っても、cron単体ではそのまま実現できません。
本当に必要な場合は、

  • 30日や28日(29日)も含めて複数設定する
  • あるいはスクリプト内で「今日が月末かどうか」を判定する

といった工夫が必要です。

祝日や休日は考慮されない

さらにcronは、祝日や休日を考慮しません。
たとえば、Google Homeの平日指定アラームは、祝日であっても鳴ってしまいます。
Redditでも「Google Homeは法定休日を認識しない」との報告があります。
(reddit.com)

また、Google Assistantでは「翌日は祝日です。アラームを変更しますか?」と通知してくれる機能がありますが、これはPixel端末の「At a Glance」ウィジェットに統合された機能で、すべてのデバイスで使えるわけではありません。
(9to5google.com)

まとめ

まとめるとカレンダーを見れば当たり前ですが、「月末は必ず31日とは限らない」のです。
cronにとっても同じで、「31日」に設定しても万能ではありません。

月末に処理を仕掛けたいときは、この小さなトリビアを思い出してみてください。
そして、「月末はいつ?」と自分に問いかけながら、少しだけ賢くcronを設定してみましょう。



具体的な工夫の例(外部サイト:Linux-Console.net
Cron ジョブを毎月の最終日に実行するようにスケジュールする方法


参考:

https://community.home-assistant.io/t/google-nest-hubs-alarms/738642?utm_source=chatgpt.com

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システム 機能使用方法

hsboxで作る“LAN監視システム・アラート”

〜PING監視+通知音で、異常を即キャッチ〜

1.はじめに

家庭内LANやNAS、ネットワーク機器のトラブルは、気づいた時にはもう遅い…ということがよくあります。
画面を見ていない時にも、異常をすぐ察知できたら便利ですよね。

そこで今回は、hsboxを使ってLANの監視を行い、異常があれば「システム アラート」楽曲で通知する仕組みを作ってみました。
音のインパクトが強いので、他の作業中でも一発で気づけます

2.仕組みの概要

  1. PINGコマンドで監視対象にアクセス
  2. 応答がなければ異常と判断
  3. hsboxに通知音再生コマンドを送信

監視対象は、家庭内LANのルーターやNAS、PC、IoT機器など何でもOK。
音源は先日作成した通知用楽曲「システム アラート」を使用します。

3.実装例(簡易版)

以下はLinux環境でのサンプルです。
監視対象IPは例として「192.168.1.10」に設定しています。

#!/bin/bash
TARGET="192.168.1.10"
if ! ping -c 1 -W 2 $TARGET > /dev/null; then
  # 異常時にhsboxで通知音を再生
  python3  /home/hsbox/py/cast3.py --url <system_alert.mp3のURL>
fi
  • -c 1 … 1回だけPINGを送る
  • -W 2 … タイムアウトを2秒に設定
  • hsbox play … hsboxで音を再生するコマンド(環境に合わせて変更)

このスクリプトを/usr/local/bin/lan_alert.shに保存し、実行権限を付与します。

chmod +x /usr/local/bin/lan_alert.sh

4.定期実行の設定

常時監視するため、cronまたはsystemd timerを使います。
例:cronで1分ごとに実行する場合
※cronはhsbox自体で使用しているので、hsboxの設定を消さないように追加する必要があります。

* * * * * /usr/local/bin/lan_alert.sh

実際に実装する場合はGUI画面から操作できるように実装しますが、ここでは既存のhsbox機能をできるだけ使って追加削除する方法を簡単に書いておきます。詳細は下記の開発者サイトで確認してください。
●追加方法
 次のように コマンドでcroncmd.txtファイルに cron設定を書き込み、cron設定シェルコマンドを実行してください。
cat > /home/hsbox/wtmp/croncmd.txt
* * * * * /usr/local/bin/lan_alert.sh

sudo /home/hsbox/sh/cronset.sh

●削除方法
日時指定呼出設定機能画面で削除操作できます。詳細は機能紹介ページを参照してください。


5.実際に使ってみた感想

テストとしてNASの電源を落とすと、1分以内に「システム アラート」音が鳴動。画面を見ていなくても異常を即把握できました。「音で知らせる」だけで反応速度が段違いです。さらに、音源を変えるだけで

  • 雨予報の通知
  • 監視カメラ異常検知通知
  • 宅配到着通知

などにも応用可能です。


6.まとめ

  • hsboxはLAN監視+音声通知の実装が簡単
  • 音楽や効果音を使えば、視覚に頼らないアラートが可能
  • 実用性と遊び心を両立できる

今回は実験実装ですので、ログ実装や異常系処理(多重実行抑止)など品質や汎用性は考慮しておりません。実装についての支援はhss(サポートサイト)等で紹介している開発者サイトにて支援しています。
次回は、この仕組みをさらに発展させた「複数端末監視」や「スマホ連携通知」にも挑戦してみたいと思います。


参考リンク

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お知らせ システム

🛠️ 重要なお知らせ — hsBox2 OSS 化プロジェクトについて

これまで導入の容易さに注力するためクローズドで運営してきたhsBoxを、国内外の開発者コミュニティとともに進化させるため、このたびオープンソースソフトウェア(OSS)化を決定しました。今後は貢献者の皆さまとスピーディーに機能追加やバグ修正を進めていきます。そこでhsBox2 をOSSとして公開し、開発体制を大きく転換するプロジェクトを正式に開始します。2030 年の移行体制整備、2035 年の完全 OSS 化を目指し、以下の新情報も含めた詳細を公開いたします。


1. 📥 参加方法(GitHub 登録・コミュニケーションチャネル)

  • GitHub 登録方針
     参加希望者からの意見募集を 8 月 20 日頃まで 実施し、方針策定後 9 月より GitHub 上での体制構築・登録作業 を開始します。※なお参加者等の状況によりスケジュール等の見直しを行うことがあります。
     ガイドや操作マニュアルは 9 月中旬以降 に提供予定です。事前に参加しているコアメンバーと連携しながら進めていきます。
  • コミュニケーションチャネル
     hsBox 開発者サイトを既に開設中です。参加希望の方は、次のいずれかでお申し込みください:
    • hsBox 開発者サイトの「お問い合わせフォーム」(事前に hss 登録が必要です)
    • メール:info@hoscm.com 宛に「参加希望」と記載してご送信ください。

2. 📄 ライセンス・技術環境・コントリビュートガイド

  • ライセンス
     現時点では Apache License 2.0 相当ライセンス を想定。初版ドラフトを 8 月31日頃に公開予定。参加者のご意見を踏まえて最終化します。
  • 技術環境
     現行の hsBox1.x 系の動作環境をベースに、hsBox2 の開発進捗に応じて更新していきます。詳細な環境要件は以下をご参照ください:
  • コントリビュートガイド
     OSS 参加者向けに、次のような情報をガイドとして提供予定です:
    • GitHub 上での Issue/PR の提出手順
    • コードスタイル(フォーマッティング、命名規約など)
    • 開発・レビューフロー(CI/CD、テスト追加、承認プロセスなど)
    • 行動規範(コントリビューションの基本姿勢やコミュニケーションの指針)

3. 🛎️ サポート窓口・ロードマップの視覚化

  • サポート窓口
     hsBox 利用者向けの問い合わせ・サポートルートはこちらをご覧ください:
  • [hsBox サポートページ]
    https://hoscm.com/hsbox/support/
  • ロードマップ
     

🗓️ hsBox2 OSS プロジェクトロードマップ

hsBox2 OSS ロードマップ
2025 年 7 月GitHub 体制・進め方の検討(7/23 プロジェクト内大方針策定)
活動方針ドキュメント公開(7/30)
2025 年 8 月GitHub 登録手順などの参加登録方針について意見募集(8/20)
ライセンス初版ドラフト公開(8 /31頃)
2025 年 9 月GitHub リポジトリ公開・本格的な共同開発開始
利用案内・利用手順等のガイド公開(9 /15以降)
2026–2029 年コード移行・テスト整備・技術文書整備等
hsBox1.x 系へ必要機能のバックポート開発
2030 年OSS 移行体制の整備完了
2031–2034 年コミュニティ拡大・プラグイン/エコシステム整備など進行
2035 年hsBox2 の完全 OSS 化(コード/運用がすべてオープンに)

※参加者等の状況によりスケジュール等の見直しを行うことがあります。


🚀 OSS 開発参加者募集中!

  • 参加方法まとめ
  • サイトお問い合わせ or メールで「参加希望」とご連絡を
  • GitHub リポジトリ参加登録方針への意見提出(~8/20)
  • 本格参加は 9 月以降
  • OSS 参加のメリット
  • hsBox2 のソースコードを無償で入手・改変可能
  • 最新の実装技術を共同で学び、スキルを磨く機会
  • hsBox2を利用したスマートホーム環境を利用可
  • オープンソースでの寄稿実績が公式に残る

FAQ (※随時更新予定)

  • Q. 参加に費用はかかりますか?
    • A.参加は無料です。
  • Q. OSS 活動に必要なスキルは?
    • A. Git の基本操作、Issue の書き方、(初心者向けにもガイド用意します)要望によりオフラインでの勉強会も検討します

更新履歴:
2025/8/6 更新

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お知らせ システム リリース

【導入事例】異常時に即時再生!監視カメラ映像をスマートディスプレイに通知・表示

― 拡張構築支援サービス事例 その3 ―


「異常を検知した瞬間に、カメラ映像を確認したい」
そんなニーズに応えるため、開発中の最新バージョンを活用したスマート通知&再生システムの導入例をご紹介します。

本構築例では、Google Pixel TabletATOM CAM2といった新たな対応機器での導入事例を含みます。※対応機器の詳細はこちら

● 導入背景とご要望
ユーザーからは、次のようなご要望が寄せられていました:

  • 監視カメラの映像をすぐに見たい
  • スマホで通知を受け取りを介さず、そのままテレビや端末で監視映像を確認したい

この要望に応える形で、以下のシステム構成を実現しました。

● 構築概要
複数の監視カメラを登録可能(事実上無制限。※同時再生は1台まで)

家庭内LAN内で動作(インターネット接続不要:ボタン操作時)

スマートフォンを介さず、リアルタイム通知を送信

指定のディスプレイ(テレビ、モニター付き端末など)で自動再生


通常はUSBメモリによる提供ですが、miniPCや新規端末への直接インストールにも対応しています。
動作検証の必要があるため、事前に機器のヒアリングと調整を行います。

● 技術的特徴と提供バージョン
本構築には、最新開発版「1.3.2.0」を使用。
正式リリース前の機能も含まれるため、特別メニューとして個別にカスタマイズ対応いたします。

  • 通知処理の条件設定
  • 映像再生のトリガー設定

など、ご利用環境に応じた柔軟な対応が可能です。

● ご注意点
本事例は、USBメモリ版の正式リリース前バージョンを用いた試験的提供を含んでおります。
そのため、導入前には事前のヒアリングおよび構成調整が必要です。

● 関連情報
拡張構築支援サービスの概要については、以下のページもあわせてご覧ください:
拡張構築支援サービスのご紹介はこちら →「スマートホーム構築支援サービスを開始しました」

● ご相談・お問い合わせ
オプション構築やカスタム対応に関するご相談は、以下のサポートサイトからお気軽にどうぞ。

サポートサイト(hss)はこちら ▶︎

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お知らせ システム

hsBox対応機器一覧

hsBoxと連携する他社製品の対応状況・確認状況をまとめた表です。hsBoxは標準プロトコルを採用しているので未記載の機器でも標準の通信プロトコルであれば動作可能です。 動作確認のご要望についてはサポートサイトhssにてお問い合わせください。

※別表のキャストタイプも参考にしてください

機器タイプ表記
※別表参照
確認済みバージョン補足
Google Homeaudio1.1
Google Home miniaudio1.1
Chromecast UltracastTV1.1
Google Nest Hubcast1.1
Google Nest Hub MXcast1.3
Google Pixel Tablet HUBモードcast1.3.1.1
Google TVcastTV1.3
Google TV対応テレビcastTV1.3
ATOM CAM2—-構築ベースで対応1.3.2以降で対応(お問い合わせください)
IPカメラmpeg、mp3,JPEG1.1
AMAZON
ECHO
—-1.1音声コマンド入力のみ
IFTTT等連携
スマートプラグ—-構築ベースで対応IFTTT等連携

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お知らせ システム リリース

スマートホーム構築支援サービスを開始しました

2025年7月2日より hoscm は、hsbox を活用した「スマートホーム構築支援サービス」を正式に開始いたしました。

サービスの目的と概要

本サービスは、スマートホーム導入時の環境構築を支援することで、導入のハードルを大幅に引き下げ、さらに、各家庭・施設の利用環境に応じたコンサルティングもご提供いたします。

また、従来の hsbox 標準機能に加えて、ご要望に応じた機能カスタマイズ新規開発にも対応。
これにより、柔軟かつ拡張性の高いスマートホーム環境の構築を実現し、hoscm の事業領域をさらに広げてまいります。

製品および構築サービスの提供パターン

これまでの「製品のみ提供」に加え、構築支援サービスを含む個別カスタマイズ型の提供パターンを新たに導入しました。

提供パターンの比較

システム構成(例)

以下は、hsBox 1.3 を用いた「基本構築支援サービス」でのシステム構成例です。

◆ 基本構築支援サービス(標準提供)
・ご利用環境のヒアリング
・オンサイトによる初期環境構築の支援
 お客様のネットワーク環境に応じて、上記構成図のようなシステムのセットアップを現地にて支援いたします。
※作業所要時間は約2時間が目安です(機器や構成により変動あり)

◆ 拡張構築支援サービス(オプション)
・hsboxの 機能カスタマイズ
・ご要望に応じた新機能の開発や連携設定
詳細な事例は、以下のページをご参照ください。
 ・拡張構築支援サービス事例その1(オプション) – hsbox製品紹介
 ・緊急地震通報をプッシュ通知 – 外部サイト
南海トラフ地震 :揺れだす前(S波が来る前)に状況把握できるようにしておきたい  - 外部サイト

※従来どおり、hsbox製品本体および基本サポートの提供も継続しております。

お問い合わせ・サポートについて

本サービスに関するお問い合わせは、サポートサイト「hss」 にて受け付けております。

以下のリンクでは、「hss」の詳細な案内と登録手順を解説したYouTube動画もご覧いただけます。

サポートサイト(hss)はこちら ▶︎

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お知らせ システム

拡張構築支援サービス事例その1(オプション)

 hoscm は2025年7月2日より hsbox を活用した「スマートホーム構築支援サービス」を開始いたします。 ここでは「スマートホーム構築支援サービス」の”拡張構築支援サービス”ついて紹介いたします。

拡張構築支援サービスとは?

「拡張構築支援サービス」とは、hsbox の標準機能に含まれない要件に対応するために、新規機能の追加開発や設定のカスタマイズを行うサービスです。

活用事例:スマートネットワーク監視としての応用

📌 利用アイデア

hsbox のLAN監視機能を活用し、ネットワーク上のデバイスの接続・切断を検知して IFTTT をトリガーとすることで、以下のようなスマートホーム機能を実現できます。

💡 応用例

  • 家族が自宅のWi-Fiに接続したら:リビングのスマートライトが自動で点灯
  • 子供のゲーム機が接続されたら:通知を送信し、使用時間の制限を自動で開始
  • 特定の時間に不明なデバイスが接続されたら:防犯カメラを自動起動し、録画を開始

✅ メリット

  • 家庭内ネットワークのセキュリティ向上
  • 生活の利便性・自動化の促進

概算費用(参考)

項目金額(税別)
カスタマイズ開発50万円〜(要ヒアリング)
hsbox USBメモリ(2本構成)9,780円 × 2本
サポートパック1万円〜
交通費(オンサイト構築)実費精算
オンサイト構築作業10万円~

※カスタマイズ開発費は、お客様のご要望をヒアリングしたうえで、開発内容に応じて個別にお見積もりいたします。
※hsbox は運用の信頼性を高めるため、USBメモリ2本構成での提供となります。
※提供までの期間は開発規模に応じて変わります。
 最短での提供は着手より1か月程度を目安にしてください。

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お知らせ システム リリース

hsbox機能・個別開発強化についてのお知らせ

 hoscm では、2025年7月2日より開始する「スマートホーム構築支援サービス」に向けて、個別開発体制を強化いたします。

 次期メジャーバージョンアップまでの期間、セキュリティ関連に限定したパッチ提供を基本とし、それ以外の機能強化については、個別のご要望に応じたカスタム開発パッチの提供を行ってまいります。

 「スマートホーム構築支援サービス」では、オンサイトによるシステム構築支援を提供予定ですが、ヒアリングの結果に基づき、個別強化パッチの開発・提供のみで対応可能と判断される場合には、製品本体および個別パッチをリモートで提供するご提案も可能です。

 お客様のニーズに最適な形でサービスを提供できるよう、柔軟な対応を進めてまいります。
 
<対応可能な個別開発の例>
・スマート家電との独自連携機能の追加
・既存システムとのインターフェース調整
※詳細はヒアリングにて対応可否を判断いたします。
後日、具体的な構成例を含めた提供例について公開する予定です。

<お問い合わせ・ご相談>
ご要望のご相談や詳細のご確認は、以下までご連絡ください:
【メール】info@hoscm.com
【サポートサイト】hss

<今後の予定>
・2025年6月中旬:事前相談受付開始
・2025年7月2日:スマートホーム構築支援サービス正式開始
・2026年春頃:hsbox次期メジャーバージョンアップの詳細発表予定


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スマートホーム構築支援サービスを開始(hsbox活用)

 2025年7月2日より hoscm は、hsbox を活用した「スマートホーム構築支援サービス」を開始いたします。

本サービスは、スマートホームの導入時における環境構築の支援を通じて、導入のハードルを大きく下げるとともに、各ご家庭や施設の利用環境に応じたコンサルティングも提供いたします。

従来の hsbox 機能に加え、ご要望に応じた機能カスタマイズや新規機能開発にも対応することで、より柔軟で拡張性の高いスマートホーム環境の実現をサポートします。これにより、hoscm の事業領域をさらに拡大してまいります。

サービス概要(詳細は後日公開予定)

◆ 基本構築支援サービス(標準提供)
・ご利用環境のヒアリング
・オンサイトによる初期環境構築の支援

◆ 拡張構築支援サービス(オプション)
・hsbox 機能のカスタマイズ対応
・ご要望に応じた機能強化・追加開発

※これまで通り、製品本体および基本的なサポート提供も継続します。

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、サポートサイト「hss」にて受け付けております。
以下のリンク先に、hss の詳細なご案内および登録手順を解説した YouTube 動画もご用意しております。

サポートサイト(hss)はこちら ▶︎

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お知らせ システム 機能使用方法

hsboxでのWiFi接続、ネットワーク接続のトラブルシューティング

ここではhsboxでのネットワーク関連のトラブルのパターンとその対策について扱います。

■1. はじめに

このWebページのURLは、hsboxがインターネットに接続できない状態のときQRコード(赤色)でhsboxのコンソールに表示します。このページでは、そのトラブルの原因と対策を示し、問題解消を支援します。

■2.原因・要因

 直接的な問題は、「hsboxからインターネット上サーバに向けたpingへの応答がない。」ことです。 ルータなどのネットワーク機器が原因のこともあります。まず、他の機器からインターネットへのアクセスができているか確認してください。家庭内LAN上の他の機器がインターネットにアクセスできている場合は、hsboxが家庭内LANに接続できていません。以降は、hsboxが家庭内LANに接続できていない問題を扱います。

●2.1. 有線LANでご利用の場合
物理的な原因:
・hsboxが動作するPCと家庭内LANが接続できていない。
 A)LANケーブルが抜けている、抜けかかっている。
 B)LANケーブルの接触不良。
 C)LANケーブルの種類を間違えている(クロスケーブルとストレートケーブルなど)。
ネットワークシステム的な要因:
 D)DHCPが起動していない。
 E)複数のDHCPが起動している。 

 
●2.2. WiFi環境でご利用の場合
  WiFiでネットワークに接続できていません。
初めてhsboxを利用される場合は、WiFiの設定が必要です。

●2.3. 一時的に赤色QRコードが表示される場合
起動の過程で一時的に赤色QRコードが表示されることがありますが、これはネットワーク関連の準備が完了する前に、インターネット接続確認を行ったことによるものです。十数秒で赤色QRコード場消える場合は問題ありません。
  通常運用中に赤色QRコードが一時的に表示される場合は、一時的にネットワーク接続が切れている可能性があります。頻繁に発生する場合は、ネットワークに問題がある可能性があります。ネットワークの管理者等にご相談ください。

■3.原因の確認、切り分け

●3.1.LANケーブル接続
LANケーブルのコネクタ部のLEDが点灯・点滅していなければ、A)~C)のいずれかが原因であることが濃厚です。

LANケーブルを抜き差しして、カチッと音がするところまで押し込んでください。
 それでも、LEDが点灯・点滅しない場合は、C)の可能性があります。そのほかのパターンとして「ネットワーク機器の電源が入っていないか故障している」、「LANケーブルが断線している」、も考えられます。

●3.2.WiFi接続
 始めて利用するWiFiの場合など、設定をしていないときは接続できません。一度設定済みの場合は、WiFiルータの設定が変わったなどが考えられます。
hsbox1.03.01以降は wifiコマンドなどで状況を確認できます。hsbox1.03.00.03以前はGUIモードに切り替えて確認してください。

 ●3.2.1. hsbox1.03.01以降

 URLの赤のQRコード

— hsbox cannot reach to the internet. —
ubuntu login:

と表示されたら、

ubuntu login:ubuntu

と入力後に「Enter」を押下し、Ubuntuにログインします。

ubuntu@ubuntu:~$

と表示されることを確認します。

ubuntu@ubuntu:~$ /home/hsbox/sh/wifi.sh 

と入力後に「Enter」を押下し、Wi-Fiの設定を確認します。

ubuntu@ubuntu:~$ /home/hsbox/sh/wifi.sh 
----------------------------
--- WiFi Setting       ---
----------------------------
Usage:
/home/hsbox/sh/wifi.sh <SSID>  <PASSWORD>
/home/hsbox/sh/wifi.sh <SSID>  DEL

WiFi Status:
DEVICE          TYPE      STATE     CONNECTION
enp1s0          ethernet  接続済み  有線接続 1
wlp2s0          wifi      切断済み  --
p2p-dev-wlp2s0  wifi-p2p  切断済み  --
lo              loopback  管理無し  --


Avarable SSID:
IN-USE  BSSID              SSID            MODE        
        FA:8F:CA:XX:XX:XX  --             インフラ    6     
        00:90:FE:XX:XX:XX  elecom2g-XXXX  インフラ    1    
        80:22:A7:XX:XX:XX  DE587XXXXXXXX  インフラ    1

日本語部分が文字化けして読めない場合は次のようにLANG=Cを前に追加して実行してください

ubuntu@ubuntu:~$ LANG=C  /home/hsbox/sh/wifi.sh 

 「WiFi Status:」の”TYPE”欄が wifiのものが、WiFi接続の状態です。 ”接続済み”になっていれば、WiFi接続できています。”切断済み”であれば、WiFi設定を行い接続しください。
「Avarable SSID:」に利用可能なWiFiのSSIDが表示されます。



●3.2.2. hsbox1.03.00.03以前
有線LAN環境と同じ手順で、起動します。

hssの Q&Aも参考にしてください。

起動にある程度時間がかかります。

左上に 「hsbox login:」と表示されるまで待ちます。

1.左上にhsboxの表示が出るまで待ちます
  プロンプトがhsboxになったら Ubuntuにログインします
  アカウント ubuntu パスワード なし

2. GUIモードに変更します
sudo systemctl isolate graphical.target

3.GUIモードが起動するのを待ちます。 ちょっと時間がかかります

 左下の「アプリケーション」を選択します(3x3の点のマーク)

4. 「設定」を選択します  (歯車のマーク 右側にあります)

5. 設定で WiFiを選択します。

6. 自分が使用するWiFiを選択し、 セキュリティパスワードを設定ます。
   WiFiで接続します。

7. 少し時間がたつと、 CUIモードに変わり、QRコードが表示されます。

8. QRコードか、表示されたURLにアクセスするとhsboxが使えるようになり、有線LANを接続して起動したのと同じ状態になります。

※この状態、WiFiだけの接続で、hsboxのライセンス登録ができること確認済みです

■4.対策

●4.1.LANケーブル接続
A)~B) LANケーブルを接続・抜き挿しし、LEDが点灯・点滅していることを確認して、hsboxを再起動してください。
C)LANケーブルを交換(ストレートケーブル)し、LEDが点灯・点滅していることを確認して、hsboxを再起動してください。

電源ボタンを押してシャットダウンするか、 3.2.2.および4.2.2記載の手順でシャットダウンして、hsboxを起動します。


●4.2.WiFi接続
 ●4.2.1. hsbox1.03.01以降の場合
①上記の手順で、WiFiコマンドを次のように実行します

ubuntu@ubuntu:~$ /home/hsbox/sh/wifi.sh (Wi-FiのSSID) (Wi-Fiのパスワード)

と入力後に「Enter」を押下し、Wi-Fiの設定を完了します。

②URL及びQRコード表示

①のWi-Fi設定後、hsboxトップメニューのURL及びQRコードが表示されます。

※URL及びQRコードが表示されない場合、

ubuntu@ubuntu:~$ sudo shutdown -h now

と入力後に「Enter」を押下し、シャットダウン、再起動してください。

●4.2.2. hsbox1.03.00.03以前の場合
  3.2.2.記載の手順で設定してください

■5.補足、解説

③hsboxトップメニュー表示

表示されているURLにアクセスまたはQRコードをスキャンすると、hsboxトップメニューが表示され、有線LAN接続時と同様に使用可能になります。