見えないものは、管理できない。
しかし本当に面倒なのは、
いろいろなログを“確認しに行くこと”そのものです。
出るべきログが出ているか。
出てはいけない WARN や ERROR が出ていないか。
外部連携は正常に送信されているか。
それらを一つずつ見て回るのではなく、
必要な情報だけをまとめて、ひと目で把握できること。
hsBoxステータスモニターは、
状態をただ表示するのではなく、
「いま何が起きているか」を直感的に把握できる表示基盤へと進化しました。
さらに、HSA(hoscm Support Agent)経由で「システムチェック」と呼びかければ、
その瞬間の状態をスマートディスプレイに表示させることも可能です。
本記事では、その3つの進化を具体的に紹介します。
ステータスモニターとは何か
hsBoxと組み合わせた表示基盤
ステータスモニターは、hsBoxと連携して動作する可視化基盤です。
ネットワーク機器、サーバー、カメラ、各種デバイスの状態を集約し、一覧形式で分かりやすく表示します。
単なる死活監視ではなく、
- 定期報告の有無チェック
- DDNS更新確認
- 機器疎通確認
- サービス稼働確認
- 自動化処理の実行確認
といった「運用の見える化」を目的とした仕組みです。

<システムステータス画面イメージ>
ローカル環境で動作する仕組み
ステータスモニターはクラウド依存ではなく、ローカル環境で動作します。
そのため、
- インターネット接続が不安定でも利用可能
- 外部サービス停止の影響を受けない
- 構内ネットワークのみの閉域環境でも利用可能
- データが外部へ送信されない
という特長があります。
できることとしては:
- 機器の死活監視
- ログ報告の確認
- 指定時刻チェック(スケジュール監視)
- 許容時間を加味したアラート判定
- 自動化処理の実行結果確認
- 月次パスワード更新などの運用タスク確認
単なる監視ツールではなく、
「日々の運用が正しく回っているか」を確認する基盤として設計されています。
オプション機能としての位置づけ
現時点では、ステータスモニターは
hsBoxのSI(構築支援)部品として提供しているオプション機能です。
構築支援の中で、
- 個別要望機能の追加
- 環境に応じたチェックルール設計
- 自動化連携の組み込み
を行いながら、標準化を進めています。
これまでの導入実績や要望を整理し、
今後はhsBoxの標準機能として提供する方針で検討しています。
※製品への正式組み込みバージョンは未定です。
何を収集できるのか
ステータスモニターは、単なる死活監視にとどまらず、
hsBoxを中心とした運用状態そのものを収集・可視化する仕組みです。
収集対象は大きく4つのカテゴリに分かれます。
1. hsBox内部状態
hsBox自体の健全性を把握するための情報です。
- プロセス稼働状況
- スケジュール実行管理状態
- ジョブキュー状況
- システム負荷状況
- ストレージ利用状況
- 内部サービス応答状態
単に「動いているか」ではなく、
内部の処理が正常に循環しているかまで確認できます。
2. 実行ステータス
定期処理や自動化処理の実行結果を監視します。
- 定期ジョブの実行確認
- 成功/失敗ステータス
- 実行時刻の妥当性チェック
- 許容時間を加味した遅延判定
- 月次タスク(例:パスワード更新)確認
「処理はあるはずなのに実行されていない」
という状態を確実に検出できる設計になっています。
3. ログ情報
各種ログから運用状況を抽出します。
- 重要イベント検知
- エラー/警告検出
- 定期報告ログの有無確認
- 異常パターンの検出
ログは単なる記録ではなく、
状態判定のための入力データとして扱います。
4. 外部連携情報(WebAPI連携など)
hsBox外部との連携状況も監視対象に含めることができます。
- WebAPI連携結果
- DDNS更新確認
- 外部通知サービス連携確認
- クラウド連携応答確認
- 外部機器ステータス取得
これにより、
内部処理と外部連携の両方を一画面で把握できます。
拡張可能な設計
ステータスモニターは固定仕様ではありません。
- 新しいチェックロジック追加
- 任意スクリプトの組み込み
- 独自業務ルールの反映
- 将来的な標準機能化を見据えた構造設計
運用の進化に合わせて、監視対象も進化させることができます。


<ToDoリスト表示を含むステータス画面イメージ>
まとめ
ステータスモニターは、
- 内部状態
- 実行状況
- ログ
- 外部連携
を統合的に扱う、運用状態の可視化基盤です。
単なる監視ツールではなく、
「運用が正しく回っているか」を継続的に確認するための仕組みとして設計されています。
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