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hsBox1.3活用事例紹介:プロキシ機能の実装チャレンジ

~柔軟なカスタマイズの可能性を広げる~

公開日:2025年12月17日

hsBoxは、IoTデバイスやネットワーク環境の構築に欠かせないスマートホームオープンプラットホームです。ミニPCやWindows10マシンでも動作するので、スペックが低めのコンピューターを活用できます。さまざまなオープンソースツールを活用することで、ユーザーのニーズに合わせた独自のソリューションを容易に実現できます。本日は、そんなhsBoxの活用事例として、プロキシ機能の実装に取り組んだ興味深い事例をご紹介します。この事例を通じて、hsBoxの拡張性の高さと、多様なカスタマイズの魅力を感じていただければ幸いです。

事例の概要:プロキシ機能でネットワークトラフィックを巧みに制御

今回紹介する事例は、hsBox上でmitmproxyを活用したプロキシサーバーの構築です。HTTPリクエストをHTTPSに変換し、POSTデータをキャプチャ・保存する仕組みを検証したものです。目的は、セキュアな通信環境下でのデータ取得と検証を効率化すること。hsBoxの軽量なリソースでこれを実現することで、開発現場でのデバッグやログ管理が格段に向上します。

この取り組みでは、hsBoxのPythonスクリプトをカスタマイズし、systemdサービスとしてプロキシを自動起動させる工夫が光ります。例えば、指定ドメインのトラフィックを自動的にHTTPS化したり、取得データをSQLiteデータベースやNASにシームレスに保存したりするフローが構築されています。こうしたステップバイステップの検証プロセスは、hsBoxの柔軟性を最大限に引き出した好例です。詳細は、以下の外部記事で深掘りされていますが、hsBoxがもたらす「手軽なプロトタイピング」の醍醐味を実感できる内容です。

一方で、こうしたチャレンジングな実装では、予期せぬ課題も浮上します。本事例の続報として、TLS接続の複雑さやデータ反映の停止といった問題が発生し、PROXY方式の情報採取を一旦断念する結論に至っています。このような「ダメなパターン」の分析も、hsBox活用の貴重な学びです。例えば、プロキシ設定後のURLアクセス(例: https://www.frontier-monitor.com/persite/top)でデータが反映されないケースは、権限調整やスクリプトの微調整で回避可能なヒントを提供します。

この事例からわかるように、hsBoxは単なるハードウェアではなく、ユーザーのアイデアを形にする「キャンバス」のような存在です。プロキシのような高度なネットワーク機能から、日常のセンサーロギングまで、hsBoxの活用方法は無限大。失敗事例も含めて共有することで、より多くのユーザーがスムーズにカスタマイズを楽しめるはずです。私たちホスシーエムは、こうしたコミュニティの知見を積極的に発信し、hsBoxの可能性を広げていきたいと考えています。

さらにhsBoxを試してみませんか? 先行キャンペーンで無料お試しを

hsBoxの魅力を実際に体感したい方へ、朗報です。まもなく公開予定の「2026年 先行キャンペーン開始 ~hsBox お試し活用 ライセンス無料提供キャンペーンのお知らせ~」(2025年12月8日公開)では、hsBoxのライセンスを無料で提供するスペシャルオファーをスタートします。このキャンペーンを機に、プロキシ機能のような先進的な活用から、基本的なIoTセットアップまで、ぜひhsBoxをお試しください。キャンペーン詳細は、別途お知らせにてご案内します。

hsBoxで、あなたのプロジェクトを次のステージへ。ご質問や追加の活用アイデアがありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

hsBox製品チーム

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